雪の釣瓶岳(1098m)・武奈ヶ岳(1214.4m) 
 滋賀県志賀町          2002,11,11  T&A

JR比良7:12~JR高島駅=バス畑行き7:39=バス停8:05~
地蔵峠行き林道出会い8:45~地蔵山9:45~釣瓶岳11:30細川越え12:05~
武奈ヶ岳12:55~八雲キャンプ地14:00 発14:20~金糞峠14:55~イン谷口16:35

11月に入ってから冬型気圧配置になり、各地から雪の便りが伝えられ晩秋を楽しむ間もなく
冬の装いになりました。比良の山も金曜から日曜にかけ時雨ていて雪が積もっていました。
今日は風もなく暖かい上々の登山日和で、日々仰ぎ見る比良山系に登ることにしました。
JR高島駅発畑行きのバスに乗り畑集落まで。
ここは棚田100選に選ばれていて、田植えの頃は絵になる景色です。
バス停から舗装道路を左に行き道標を捜しましたが最後の民家の蔵の横を抜け、
畑の道にやっと{地蔵峠}の古びた木片がありました。
林道に出て谷スジの赤いテープは無視して林道を左に行くと{地蔵峠}の白い看板があり、
赤いテープを付けときました。
ここからは少し行くと緩やかな勾配の山道になり、後はこのまま峠まで迷う事はありません。

  
雪の積もった上に紅葉した落ち葉が綺麗で着物の柄に合いそう。
まだ紅葉していない木もあって、不思議な景色です。
地蔵峠まで来ると完全な雪道になり、辺りの木々は葉っぱを落すのに何時しようか
考え中のようです。ほんまかいな~~
しばらく行くとコメカイ道に出会います。
昔朽木村から高島に米を買いに、又、山の産物を朽木村から高島にと歩いた、古い古い道です。
朽木村への道が整備されているのかな?新しい道標がありました。
地蔵山からは見晴らしも良くなり振り返えれば畑の集落が見え、前には姿の良い蛇谷ヶ峰が望めます。
穏やかな日和とまだ紅葉途中の樹木と雪とのミスマッチの景色に不思議な思いです。
  
釣瓶岳の頂上は杉木立の鬱蒼とした所で見晴らしはイマイチ、ここでおにぎりを食べ小休止。
急斜面を下ると細川越えです。雪の武奈北稜を登り返します。
(武奈が岳直下より釣瓶岳)
意外に早く頂上に着きました。
強風の為記念写真を撮り、そのまま通過して八雲方面に下山です。
雪解けの泥川になり、こけたくないのでへっぴりごしで無細工におりました。

八雲のキャンプ地でラーメンタイム。
スキー場は何時積雪があってもいいようにリフトが付けてあり、準備OKのよう。

金糞峠までの道は雪と紅葉が楽しめましたが、金糞峠にあと一息の所で今回もこけてしまいました。
膝と右手を強打し、しばらくは動けませんでした。
骨が折れたかひびが入ったのではと思いましたが、打撲だけで済んだようです。
青ガレの石はよく滑るのでこれ以上あざを作らないように、ゆっくり、ゆっくり慎重に降り、
無事イン谷口に着きました。
イン谷口には出発前に車を駐車しておいたので後は自宅まですぐに帰れました。
歩くと自宅まで小1時間かかります。
(時は金なり)の格言を思い出して、少し得した気分になりました。


出遭った人  武奈ヶ岳辺りで20人ぐらい それ以外は誰にも遭いませんでした。
出遭った鳥  カケス シジュウガラ これ以外遭いませんでした


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