丈競(たけくらべ)(南丈競山1045m・北丈競山964m)・浄法寺山(1052m) 
福井県丸岡町 永平寺町       2004.5.12   T&A

登山口6:20~北丈競山8:50~南丈競山着9:20 発9:40~浄法寺山着10:10 発10:25~
南丈競山着11:00(昼食)発11:50~駐車場14:20

白山を望む山としてこの時期はこの近辺を行きますが今年は丸岡町内の丈競(たけくらべ)山に行って来ました。
R364から龍ヶ鼻ダム横の「じょんころ広場」に駐車。
トイレや水場もあってすごく整備が行き届きここにテント泊しました。
夕食前に丸岡温泉「たけくらべ」に入りに行きました。天然温泉の標示に1度満たないそうです。
広場は貸し切り状態で蛙と川の音がしますが、山の中の夜は静かにふけていきました。
3日間降り続いた雨もあがり今朝は快晴になりました。
早朝は雨のしずくがたっぷりなので雨具の下とスパッツを装着し広場からスタートです。
  
最近整備された新しいコースを行きますが、いきなり急登です。
途中で「じょんころ滝」を見ながらつづらおりの道を行きます。
ダムからのコースとの合流地点からは尾根道になり平坦気味な道を行きます。
新緑も深みを増し野鳥のさえずりも心地よく5月の山を快適に進みます。
見晴しの良い尾根から丈競山の双耳峰が見え、間もなく北丈競山の登りになります。

階段が続き日差しは強くなってきて、少々バテ気味に口数も少なくなってきました。
頂上に着いた時は雪を抱いた白山が見え気持ちも楽になりました。
いったん下り南丈競山に登り返します。
こちらの方は覚悟していたほどには苦労せずに頂上へ。
山頂の避難小屋は立派なログハウスで、リュックをここに置き浄法寺山を目指します。

稜線は風が吹き白山を眺めながら行きますが、ヤブ漕ぎを強いられる所もあります。
最近まで雪があったらしく、カタクリやイワウチワそれにショウジョウバカマなど雪解けに咲く
花達が待っていてくれました。
浄法寺山で年配の男の方が裸足で半袖シャツに半ズボンの驚きのスタイルで清水木場の方
から登ってこられました。水筒とタオルと杖1本だけというなんとも身軽な装備で丈競山へスタスタと
登って行かれました。私達といえばダブルストックに長袖シャツに長ズボンおまけにスパッツまで
付けての重装備それに頑丈な登山靴に重いリュック。あの方は安上がりでええな~
それに靴底も減らないし、むしろ足の裏が厚くなり益々丈夫になっていくことやろうな~~~
南アルプスの荒川三山の時出会ったゴムぞうりのおじさんより凄い!と老人パワーに脱帽しながら
再び南丈競山の頂上に戻りました。
頂上には白山三所権現の祠があります。昔、丸岡藩士が丈競山の竜神に娘を奪われたので
供養として白山三所大権現を祭ったとされています。
またこの山は「二神山」とも云い二子(双子)の神様だそうです。
(山頂より白山を望む)
ログハウスの中でT特製のピザパイのランチタイム。
外は日差しが強烈ですが小屋の中は涼しく体の火照りもしずまり大助かりです。
小屋の中は丸岡山の会の方がお世話されていてとても気持ちのいい所。感謝 感謝!!

往路をとりこんな急坂を下るのかと慎重に行き、平行道にさしかかると木々の間から初夏の
陽が差し込み、この時期にしては大汗をかき水分補給に忙しく無事駐車場に。
この日京都では30度になったようです。


出会った人 6人
出会った鳥 クロツグミ ウグイス ヤブサメ アオゲラ マミジロ 鷹(サシバ) コルリ シジュウガラ
        エナガ カケス ジュイチ ツツドリ キビタキ 
出会った花 タムシバ カタクリ イワウチワ ショウジョウバカマ タニウツギ ヤブデマリ コケモモ 
        シャクナゲ フジ チゴユリ クロマメノキ ガマズミ シロハンショウズル アラゲヒョウタンボク
        ヤブジラミ ミツバツツジ 

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