シャクシコバの頭を目指して(比良山系) 

滋賀県志賀町       2004.9.21    T&A
御殿山 1097m  武奈ヶ岳 1214m  コヤマノ岳 1181m シャクシコバの頭 1121m

大津市坊村6:30~御殿山8:40~武奈ヶ岳9:30~コヤマノ岳経由中峠10:20
発10:40~シャクシコバの頭経由~小川新道出会い12:00~牛コバ13:10~登山口14:00

今年の夏は暑くて厳しい日々でしたがようやく朝晩秋らしくなってきました。
蝉時雨からいつの間にか虫の音になり空を見ればツバメたちが南に帰る準備で忙しそうです。
私も秋山シーズン到来と今回は初めてシャクシコバの頭を目指しました。
坊村の地主神社前に駐車です。朱塗りも鮮やかな橋を渡り明王院を横切ると登山口です。
植林のジグザグに切った急登を行きますが、今日は小鳥の声もせず静かな山です。
自然林になる頃には穏やかな勾配で栗の実を拾いながら行くとポケットに一杯になりました。
リスも栗集めに忙しいのか前方の道をあわてて横切って行きました。
この辺りは笹が枯れて山全体が明るく歩くには快適です。
  
御殿山最後の登りぐらいからトリカブトがあちこちに咲き、彩りがあって目を楽しませてくれました。
御殿山頂上は標識もプレートもなく淋しい気がしますがお休み処に最適で武奈ヶ岳が立派に見えます。
ワサビ峠を過ぎ西南稜ではススキの穂がやさしくゆれ、クロマメノキが紅葉一番乗りで色ずいていました。
西南稜からの眺めは比良山系の中でも特に素晴らしく大好きな所です。
武奈ヶ岳(比良山系高峰第1位)の頂上は風が強くゆっくりできませんでしたが、人に出会わないのも初めてです。
頂上下は急な階段を下りますが(工事中)少し緊張しました。
下った所で雪の時は食事をしましたが今は背丈位の笹が被い茂っています。
コヤマノ岳(比良山系高峰第2位)からはブナの古木が目に付き見晴らしは悪いものの明るい自然林を行くと中峠に。
ここでおにぎりのランチタイムです。3月に来た時は雪が深く峠を表す標識が辛うじて見えました。
ここからは小川新道になり目的のシャクシコバの頭(比良山系高峰第4位)は10分ほどです。
しかし本当に通過点で小さいプレート2つがあるだけで何か可哀相~~
この辺りのブナの古木とシャクナゲの古木といい、見る価値はあります。
ゆったりとした山道から急勾配の道になってくる頃月見岩になりケルンの横で休憩。
ケルンには小川潔さんの名前が刻まれており、小川新道の名前の由来らしい。
ここで今日初めて人と出会いました。
涸れ沢をゆっくり下り細い山道になるころは台杉があちこちにあって驚きです。
  
小川新道出会いからは沢の音も大きくなり、細い道を行くと大嫌いな丸太を並べた橋があり渡るときドキドキもんです。
私は橋が大の苦手で人の4倍は時間をかけて渡り、人が見ていないときは4足歩行に切り替えることも多いのですが、
今回は2足歩行で渡り切る事が出来ました。(ホッ)
摺鉢山の尾根沿いに高巻きし、長い単調なジグザグ道をくだり、足のつま先がしびれそうになる頃牛コバです。
ここからはもっと単調な林道を歩き地主神社に着きました。

大津市北消防署志賀分署レスキュー連絡ポイント
比良山系の登山道7コースの47か所
御殿山コースはNO.8. 9.10  途中でNO.11も 中峠NO.5 小川新道NO.6

出あった人  1人
出あった花  アキノキリンソウ トリカブト ツルリンドウ ヤマジノホトトギス ミカエリソウ テンニンソウ 
出あった鳥  カワガラス シジュウガラ ヤマガラ アカゲラ カケス 
 

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