塩見岳  3052M 
長野県下伊那郡大鹿村    4人  

7月23日 彦根I.C~松川I.C~大鹿村(鹿塩温泉)泊
7月24日 鳥倉林道駐車場ー30分ー登山口6:35発ー水場8:35ー三伏峠9:30着ー9:50発 塩見小屋着13:30 14:00発ー山頂15:15登頂ー小屋16:30着
7月25日 小屋6:00発ー三伏峠9:00ー登山口着11:30ー駐車場12:00着

南アルプスのド真中 塩見岳に登ってきました。
連日猛暑が続き、うだっていた 毎日ですが、さすが南アルプスの麓、大鹿村の夜は涼しかった。
早朝宿を出発。鳥倉林道は登山口手前で通行止めの為30分程歩き登山口に着きました。
バスも開通していません。いきなりの急登で胸はドキドキ、荷物は肩にくいこみ 喘ぎ喘ぎ登ります。
しばらく行くと苔むした針葉樹林帯の中、道は緩やかな登りになり 2時間程で水場があって、思わ
ずコップ2杯の南アルプスの天然水を飲みました。 三伏峠では三伏(?)休みました。三伏峠は日
本で最も高い峠(2607m)です。 三伏山、本谷山とアップダウンを繰り返して塩見小屋に着きました。
小屋番の方が明日から天気が崩れるので今日登った方が良いと言われ、空身で山頂へ。
目の前に迫る急峻な岩稜を見て疲れも吹っ飛ぶ程圧倒されました。
マーキングを頼りに三点確保で登り始めましたが、険しい登りの為途中で杖を投げ出し、 岩とガレ場を超え山頂に着きました。 山頂は西峰(3047M)東峰(3052M)があり、東峰は狭く危
険です。左胸の手術をしたので左の腕に力が入らず右腕だけで頑張りました。
頂上ではガスがかかり何も見えず、残念ですが元来たコースを慎重に小屋 まで
降りました。水場は小屋から往復40分です。
小屋は予約制になっていて予約をしていなかったので慌てましたが、
別小屋の中は予約なしの人達で和気あいあいと
過すことができ話もはずみました。山小屋も様変わりしました。
受付の後、便袋の使用方法の講習(必修科目)を受けました。
トイレはポータブル便器に便袋(小屋で購入¥200)をかけて使用します。使用後は所定の 大型の
箱に入れ、ヘリコプターで空輸します。山小屋の便所特有の不快感はありませんでした。
小屋前で持参の夕食です。18:00分頃テント小屋に入ると同時に雨が降ってきました。 一晩中暴風
雨だったそうですが、私は登頂を果たした満足感と疲れとでよく眠れました。
早朝ほんの一瞬朝日が顔を出しましたが、小屋を出る頃から雨が降り出しました。
三伏山の尾根を歩いている時、強風で身体がよろめきドキッとしました。
雨の為充分に休憩も取れずに来ましたが、水場でビショ濡れ状態ながらパンと羊羹と水で一息
入れ生き返りました。日頃食べない甘い羊羹が特に美味しく感じました。
登山口につく頃は雨も小降りになりました。(ヤレヤレ) 今回の山行は、静かでスケールの大きい
懐の深さを感じさせる良い山でした。 事故もなく無事登頂でき下山時の嵐の中の歩きは辛かった
がとても満足しました。
鹿塩温泉に入り山国の料理を食べて帰宅しました。


出会った人  約50人
出会った鳥  ホトトギス メボソムシクイ コマドリ ウグイス イワヒバリ ミソサザイ アオジ 
出会った花  グンナイフウロ オオバダケブキ ウサギギク ゴゼンタチバナ ハクサンイチゲ ミヤマキンポウゲ
             シナノキンバイ ルリトラノオ ミヤマオダマキ ハクサンフウロ ハクサンシャクナゲ カラマツソウ
             ヨツバシオガマ イワツメグサ イワギキョウ クルヤマユリ シモツケソウ ハクサンチドリ センジュガンビ
             タカネツメクサ イブキトラノオ ヤマオダマキ イワベンケイ イワオウギ 

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