清水の頭(1095m) NO、2 
滋賀県永源寺町  2004.11.24    T&A
岩が谷林道8:30~フジキリ谷分岐~奥の畑10:30~奥の畑峠~清水の頭12:05
奥の畑峠発12:45~岩が谷林道15:45

鈴鹿深層部奥の畑から清水の頭に行ってきました。
以前山人舎さんの著書『鈴鹿源流』を読み是非とも訪れたいと長い間思っていました。
林道辺りが見頃の紅葉もフジキリ谷沿いの山道に来るとすっかり葉を落とし
晩秋のたたずまいです。
フジキリ谷と別れ、奥の畑方面に回りこむと谷の水の音も心地よく、葉を落とした木々の間からは
白い石と蒼い水が見え朝日の中を歩いて行くと心がなごみます。
谷と付かず離れず進むと明るい栗林になりヌタ場を過ぎると、二次林の雑木林になります。
勝手に好きな所をどうぞと言う感じで落ち葉に埋まった林は鈴鹿の雰囲気が充分楽しめます。
地図とにらめっこしながら谷を間違えないよう本流に沿い沢を何回か渡渉します。
前回間違って左の谷に入ってしまい時間切れの為断念しましたが、今回は注意して右に右にと進みます。
今回は無事憧れの奥の畑に出ました。

昔昔人々の生活の営みがあった所は、今はシダの茫々とした広場になり、
何事もなかったように広い空間が広がっています。
さらに進むと谷も迫ってきて苔むした岩や炭焼き跡があり、最後の沢『源流』から笹藪の急斜面を登りました。

青空が近くなりあと少しあと少しと踏ん張り笹をつかみ滑り落ちないよう登り切ると、
南雨乞岳と奥の畑峠の中間点の縦走路に出ました。
東雨乞岳の肩から特異な姿の鎌ヶ岳が天を突いている姿が目に飛び込んできました。
青空の向こうに遠く大台が浮かび、右手には優美な姿の綿向山からの稜線、左は笹原の稜線が雨乞岳へ
続き、振り返れば眼下に湖東平野が広がるこの素晴らしい景色に溜め息が出ます。
笹の道の先清水の頭に行きました。

何度見ても雨乞岳方面の笹原の曲線美はいい感じです。
登山者2名の方に出会いおしゃべりしていると綿向山から雨乞岳経由で武平峠まで縦走だそうです。
うらやましいな~~  機会があればチャレンジしたいコースです。
清水の頭で写真を撮り、琵琶湖側からの少し冷たい風を避け奥の畑峠の三重県側でラーメンタイムとしました。
往路も峠への道が分かりにくいので確認のため奥の畑谷コースを取る事にしました。
今度は笹道の踏み跡のある尾根ルートを行くことにしましたが木々につかまったりずり落ちたりと行きやすい道を
勝手に下り又元の雑木林を歩きました。
 フジキリ谷 
 岩が谷林道の紅葉
桜地蔵様に無事登山を終えることが出来ましたと手を合わせ
3週続いての岩が谷林道をのんびり歩きました。

出遭った人  2人
出遭った鳥  シジュウガラ ミソサザイ
出遭った実  テンナンショウ
だるまさんではありません

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