清水の頭(鈴鹿) 雨乞岳 1238m  清水の頭 1095m 

滋賀県永源寺甲津畑     2004.11.8    T&A

            (フジキリ谷の秋・パステル)

林道入口8:15~ツルべ谷分岐9:35~大峠10:35~清水の頭12:10
発12:45~雨乞岳13:45~杉峠14:15
~登山口16:40

久しぶりに鈴鹿の紅葉を楽しんできました。
早朝に出発したもののやはり2時間かかり、やっと岩ガ谷林道入り口に駐車です。
林道に車2台放置してあるのもそのままで、これって結構ポイントになっています。
桜地蔵様に登山の無事祈願を済ませ、塩津古屋敷跡を過ぎツルベ谷入り口の別れに入ります。
フジキリ谷を渡る時は迫力ある水量に相変わらずビビッテしまいました。
谷を石伝いに渡るのは苦手です。本当ですョ シュン !!。
ツルベ谷の道はテープやかすかな踏み跡があるものの台風の爪跡で倒木が多く、アスレッチクを楽しんだという
か老体に鞭で這いつくばったりくぐったりと大変です。
沢の水が少なくなって来た頃左からくる支流を過ぎて左に切り返すように登って行く標識や、テープがあるものの
間違いやすいので地図は迷になっています。
ここからは沢と別れ大峠までは適当に登り切るとイハイガ岳との別れにでます。
峠からは雨乞岳に行きますが木々につかまりながらの登りはやはりきつく、登り切ると
シャクナゲや馬酔木の痩せ尾根になり、2次林の雑木林になる頃は穏やかなしかし迷いやすい道になります。
  
1014ピークからはカヤトの草原になり鈴鹿中部の山並みが展望ほしいままで、すっかり葉を落とした景色に
なりました。清水の頭を少し下がった所でラーメンタイムです。
今日は風もなく日差しも暖かく11月の一番良い日ではと思うくらい登山日和です。
目の前の奥の畑谷から目を移すと遠く幾重にも山並みが見え、今は生活様式も変わり山を利用する人は
いなくなっても昔人々が生活の糧を求めてこの山や谷に入りこんでいた往時が偲ばれます。
雨乞岳を目指し歩きますが笹道もしだいに背丈ぐらいになり歩きにくくなってきますが、
東雨乞岳の稜線が見えてくるともう少しです。
頂上で単独の男性とおしゃべりしていると御在所岳の登山口辺りは駐車の車がいっぱいとの事で、
季節は観光シーズン真っ盛りなのです。
そんな事は関係なく静かなこのコースは鈴鹿らしさが残っているところです。
杉峠への下りはマタマタ木々につかまりながらのきつい所です。
  
峠からはフジキリ谷の清流と今が見頃の紅葉を楽しみ所々炭焼き跡や屋敷跡等に時の流れを感じ、
季節の移ろいを確かめられる素敵な山旅でした。
  
♪♪秋の夕日に照る山紅葉 ♪♪ と思わず歌が出て山が夕日に照らされ燃えているようで、
秋は釣瓶落としの通り車が八日市市に入る頃には暗くなってきました。


出遭った人  2人
出遭った花  菊(?)
出遭った鳥  エナガ シジュウガラ 

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