残雪の大長山(応頂山) 1671.4m 
福井県勝山市       2003.5.26   T&A

自宅5:40~小原林道登山口9:00~赤兎山との別れ10:00~大長山頂上12:00
頂上発12:30~別れ14:10~登山口15:00

福井方面降水確率10%の予報を信じて奥越の大長山に行って来ました。
福井北ICで降り勝山市のR157沿いの小原口の標識がある小原林道を、6K程(途中ダート道)
行くと登山口です。しかし小雨になっていたので雨具にスッパツ、ザックカバーを付け出発です。
ここまでの林道沿いに「ワサビ、山菜を採るな!!」  「帰りに中身を調べる」 「警察」の文字も???
この手の看板を5~6回見かけ、人間不信がありありとしてあまり気分がよくありません。
登り始めて10分ほどの谷筋に残雪があって、思っていた以上に雪があり、登山道もきたない雪道に
なりました。膝の調子がいまいちなのでゆっくりリズムで登り、赤兎山との分かれで小休止。
雨も止んできたので雨具の上だけ脱ぎ汗ばんだ身体に、5月の風が心地よく吹いてくれました。
ここからは尾根歩きですが、残雪の上を行くので慎重に行き倒木が邪魔したり、藪こぎになったりと、
変化があって「幸せの黄色いテープ」を付けながら行きました。帰りが安心なので夏道の入り口に付けときました。
ブナの新緑と、残雪のコントラストが薄曇ながら、鮮やかな色合いでこの季節ならではの素晴らしさに出合えました。
急なアップダウンを数回繰り返し、あそこが頂上かな??と思っているとガスがかかりだし何にも見えなくなりました。
この辺りは晴れていたら白山の全貌を欲しいままにできる所だそうで、足元の谷筋は大雪渓になっています。

咲き乱れるリュウキンカ 谷は雪がいっぱい

残雪たっぷりの尾根

ブナの新緑と残雪
やっと頂上に着きましたがガスと強風で何にも見えませんでした。
笹薮の中に10人程ゆっくりできるスペースがあって、風よけになりました。
ランチは豪華ラーメン定食ですが、身体が冷えてきてゆっくりできず残念です。
下山途中で一瞬勝山市街が見えましたが、白山は全く見えませんでした。
目の前の残雪と新緑の赤兎山の全貌が徐々に見え出しました。
黄色のテープを付けていったので安心して歩け、ぬかるんだ道の悪い所も気になりませんでした。
頂上下の大雪渓

古ぼけた頂上の標識
尾根道にはツバメオモトが沢山咲いて、谷筋の登山道ではリュウキンカの鮮やかな黄色や、
ショウジョウバカマのピンク、タムシバの白と咲き、野鳥達も賑やかに鳴き季節は早春の感じです。
雨ニモ負けず風ニモ負けなかったけど、季節を変えて又登ろうと!!


出合った人  4人
出合った鳥  マミジロ ミソサザイ カケス オオルリ シジュウガラ ツツドリ コルリ サンコウチョウ
         ヒガラ ウグイス 
出合った花  リュウキンカ エンレイソウ ショウジョウバカマ タムシバ ツバメオモト コイワカガミ
         サンカヨウ サンリンソウ ミヤマカタバミ スミレ(?) フキノトウ タニウツギ フジ
         ウノハナ マンサク

                              

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