大御影山(950.1m)から滝谷山(736m)  2003.6.3 
 滋賀県今津町   T&A

自宅5:40~平池横登山口630~河内谷林道出合8:30~大御影山頂上9:30 発9:40~滝谷山頂上11:50
~処女湖の見える登山道でランチ12:20 発12:50~林道出会い13:10~平池13:50

今が見頃のカキツバタが咲く平池から北西方向にある大御影山と滝谷山に行って来ました。
ピラデスト今津を抜け平池横に駐車。ここから近江坂に向かいます。
近江坂は湖西の酒波寺と福井県三方の成願寺の闇見神社を結ぶ道で往時は馬も越えたと
今津山上会編のガイドブックには書かれています。
登り始めるといきなりサンコウチョウが朝の挨拶をしに来てくれました。
登るにつれ雑木林の中はさながら森の音楽会です。
早朝でその上よく晴れて気持ちがいいので野鳥達も喜んでよく歌うのでしょうかネ。

遠く伊吹山と竹生島を望む

道は整備されていて木立は陽射しをさえぎり適当に風も吹き、おかげで汗もかかず快適に登れました。

ブナ林を行く

近江坂はシャクナゲ群生地として有名ですが、今はサラサドウダンの可愛いい花が咲いていました。
大御影山頂上は狭く見晴らしはマキノ方面の山が少し見えるだけです。

大御影山頂上

この先は日本海に続いています。誰もいない静かな山ですが昔はこの辺りで休憩したのでしょうか。
元来た道を滝谷山の分岐まで戻ります。
入り口は見落としそうな標識と古びたテープがありました。
山全体がシャクナゲで覆われているではと思うほどこのあたりは凄い!!
古びたテープを頼りに倒木と落ち葉で埋まった登山道を行きました。
尾根を行けばという頭があったので何とかなりましたが、大きな湿地あたりからテープを見失いましが「オネ」「オネ」
と言いながら急斜面を一気に上がると「近江坂⇔滝谷山」の古いプレートを見つけました。
ここからは本当の尾根道で植林の中、風も通らなくなり蒸し暑く快適な道とは云えませんでした。

滝谷山頂上

滝谷山頂上でランチと決めていましたが、狭い上に杉に囲まれて見晴らしもないのでランチは他所でする事に即決。
お食事処を捜しながらの下山となりましたが、お腹もすいてきたのと薄暗い植林の中を歩くので寡黙になりました。
処女湖を真下に見下ろす手入れの行き届いた杉木立の所でやっとランチタイム。
赤ワイン仕込の欧風カレーうどんです。
これでお腹は満腹でそのうえ涼しい風も吹いて大満足です。
この後恐怖の階段が待っていようとは!!
ルートは丸太で階段になっていて遊歩道になりましたが、これがくせ者で急斜面に無理やり付けてあり、
場所によっては三点支持でこわごわ階段を降りる事になりました。
こんな恐い階段は初めてです。日本の恐い階段100選に推薦したいほどです。
家族連れで歩くには無理があると思いながらコクダリ谷へ下りました。
川を3回コンクリートの飛び石づたいに渡りましたが、1箇所4足歩行を試みました。
私は水が恐くて川に落ちるのではと恐怖を感じ大嫌いです。(想像力が豊かなんです、ハイ)
コクダリ谷出合いの休憩所の看板にはこの遊歩道を楽しそうに人が歩いている絵がありました。
登山口は林道からは判らず、捜していると木の上の方にほとんど判読できないプレートを発見しました。
やっぱり人気がないのでは??。
ここからは木陰を選びながらアスファルト道をノロリノロリと歩いて行きました。

平池のカキツバタ

平池にはカキツバタの見学者の車が数台停まっていました。
本命の大御影山より付録の滝谷山の方が印象に残り、山に登って来たと思うから不思議です。
おとなしい子よりワルガキの方が印象に残ると云ったところでしょうかネ?
でも滝谷山は残念ながらお奨めできません。
出合った人  1人
出合った鳥  サンコウチョウ、キビタキ、クロツグミ、ウグイス、ツツドリ、カッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、アカゲラ
         アオゲラ、ヤマガラ、ヒガラ、コルリ、ヤマドリ、イカル、クロジ、サンショウクイ、オオルリ、センダイムシクイ
         シジュウガラ ホオジロ カラス カケス ヒヨドリ
出合った花  サラサドウダン  レンゲツツジ  ナナカマド  ヤマボウシ コアジサイ ヤブデマリ 
              

       

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