雄琴から鞍馬山ハイク 
2004.1.3      

JR湖西線雄琴駅8:15~仰木峠10:10~大原戸寺バス停11:05~江文峠11:35
峠発12:00~静原~鞍馬13:35  叡電13:45~出町柳~三条~JR山科~JR比良15:30

東海自然歩道(北山トレイル)になっている近江から京の奥座敷の古道を歩いてきました。
今日は少し風は強いがお日様は顔を出してまずまずのハイク日和です。
駅からは古い上仰木の里の集落を抜けていくと、よくこんな急斜面に家を建てたと感心しました。
石垣は穴太積の立派なつくりです。
昔の人はえらい!又一見の価値はあります。
この辺りは素晴らしい棚田があります。
集落を抜けると柿の木には取り残された熟しの実があるので思わず取って食べました。
甘かったのでTにも美味しいよと言って木からもいで食べさしました。
しばらくして渋みが口中に広がりました。
「オレと同じだ 渋い 渋い」
後姿にますます渋みが増したように感じ 思わず笑いが (ごめんネ フ フ フ )
猿や鳥がまだ食べないでいて残っているわけです。納得!!

仰木峠は比叡山の北尾根と雄琴から大原への十字路です。
東海自然歩道と、北山トレイルとが重なっていますが大原方面に下ります。
手入れの行き届いた杉木立は気持ちよく歩きやすい広い道です。

看板も新しく途中で北山トレイルコースに入り、大原戸寺を目指します。
これが急勾配の下りで慎重に行き平行道になった頃里に着きました。
車道を横切り大原の里を抜け、小松均美術館の前を通り車道を渡ると江文峠の登りになります。
道は広いのですが水が流れまるで川みたいで、おまけに植林で薄暗く嫌なところです。
お腹もすいたので峠上でランチタイム。
昔はこの辺りは大変な山の中であったでしょうが今は目の前を車が頻繁に通ります。
静原の里に入ったところに「牛若丸」らしき子供が松明をもっているのが飾ってありました。

え!!!これって火の用心となっているのに  火遊びしちゃダメジャン????
里の集落は溝口正史の小説によく出てくるような古くて立派なお屋敷があちこちにあり
頭を抱えた探偵さんが今にも出てきそうです。ちなみに私は古谷一行が好きです。
薬王坂は急ですが、いっきに登ると落ち葉に埋まった峠は昔の人達が利用した大切な道の
雰囲気が残っていて、シャクナゲで有名な天ヶ岳の分岐の標示がありました。
南北朝時代のものらしい
古い古い道を下ると目的地の鞍馬です。
初詣の人で賑わっていて着飾った人や家族ずれの楽しそうな人々に出会いリュックを背負い
汗で汚れた身には場違いの所に出たようで早々に電車に乗りました。

帰りは電車を4回も乗り換え我が家に到着。

出会った人  山歩きでは誰とも会わず
出会った鳥  ホウジロ コガラ

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