白山  (石川県白峰村)    晴 
   2001.10.23~24   2人  

10月23日 自宅6:40~林道出合9:45~別当出合11:00~室堂(白山荘・冬季避難小屋)4:30

前日は大雨でしたが、今日は琵琶湖から上がる朝日が眩しく湖面をキラキラ光らせていました。
市ノ瀬から林道出合前に駐車です。別当出合まで紅葉を楽しみながらの林道歩きです。別当出合いから
砂防新道登山口に入り、中飯場でランチタイム。日差しは暑くTシャツで過ごせました。登山道は整備されていて
ベンチも要所要所に設けてあって、気持ち良く歩けます。春に来た時は甚ノ助ヒュッテは雪の中、今は冬期使用
注意書が張ってありました。黒ボコから弥陀ヶ原に上がると風が出てきて、歩きづらく寒くなり疲れも出てきて
思うように歩けません。室堂に着いて白山荘(冬期避難小屋)の急なはしごを上り、屋根裏に入りホッとして人心地
つきました。天井の梁にぶつからない様にしての行動です。汗で濡れた下着を替え、持ってきている服を全部着ると
暖かくなってきました。
すぐに水を補給し、窓から夕焼けを眺めての夕食です。小屋使用は2人だけの様です。外は風が吹きまくり早々と
シェラフにもぐりこみました。カイロを貼付け、焼酎を飲み、内外から体を温めてお休みです。
夜中に目を覚まし外に出てみると風はおさまりオリオン座が真上に輝いていました。

10月24日
白山荘発7:00~大汝峰下別れ8:00~七倉山9:10~水場10:30~釈迦岳前峰11:15着
前峰発12:00~釈迦岳登山口~林道入口着14:35

外が少し明るくなってきて、慌てて起きました。雑炊とコーヒーの朝食。水場まで顔を洗いに行き朝の美味しい空気を
たっぷり吸いました。朝日がまぶしく風も無く穏やかな朝です。小屋の入り口の2つのドアもきっちり閉め、出発です。
あくまでも済みきった青空と済んだ空気。登山道は10cmはあろうかと思う霜柱がサクサクとして初冬のたたずまいです。
池は凍っていて千蛇が池は薄汚れた雪がたっぷりあって、あと数日で新雪が積もり化粧直しが出来ることでしょう。
遠く北アルプスの山並みが雲海の向こうに見え何度見てもため息の出る程美しい景色です。

避難小屋入り口階段にて 北アルプスを眺めながら

大汝峰、七倉山の下を歩き北竜が馬場で一息。夏はお花畑で素晴らしい所。今は草花は枯れ冬の到来を待つだけ。
釈迦岳への道は急な下りが待っていました。湿原の所では何の枯草かな?と想像し、夏の装いを思いながら歩きました。
鞍部の水場所で休んでいると65歳ぐらいの男性に出会いました。私達が1泊2日かかる山行を1日で回るとの事。
世の中信じられない人がいるものです。ちなみに昨年は市ノ瀬~釈迦岳~室堂~別山~市ノ瀬を1日で歩いたそうです。
聞いただけで腰が抜けそう(@_@)?△*▽*・・・気を取りなおし釈迦岳の下を通り前峰でランチタイム。
雪の時と違い道がわかりやすく楽に歩けます。
こんな良い天気に急いで下りるのはもったいないのでゆっく下りました。

御手水鉢の水は凍っていました 白い幹が美しい岳樺の黄葉

明るい黄葉のブナ林を歩き写真を撮りながらの下山です。黄葉前線は1000m前後が見頃です。
車の所に戻ると先程の人は同じ場所に駐車したと言っていたのにすでに車は無く?????
あの人は天狗か? 仙人か?何者だろう、、、、、、。
静かな秋日好日の山行でした。

黄葉ブナ林(登山道) ブナの紅葉(林道)


出会った人  2日で3人
出会った鳥  ホシガラス ミソサザイ アオゲラ エナガ コガラ

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