小女郎ヶ池再び(1101m) 
滋賀県志賀町       2005.4.8    T

栗原林道登山口8:25~権現山9:40~ホッケ山~小女郎ヶ池10:30~
ホッケ山11:00~発11:20~権現山11:50~折立山12:20(迷い)13:10~
権現山13:55~登山口15:00

今回生まれて初めて目的を持った登山をすることになった。
2日前に登ったのと同じコースを登ることになったのはなぜか?
前回の山歩きを終えて洗濯しようとしてリュックから服を出そうとしたが
服が消えてなくなっている。車の中を捜してもリュックを逆さにしても出てこない。
どうしたことかと狐にだまされたような気がして認知症状態になっていたところ
我が家のアガサ(何時も山行記を書いている 何時もサスペンスドラマを
テレビに噛り付いて見ている 特に「夫殺し」の時は顔と目を輝かせて見入って、
夫の殺しの研究に余念が無い。)が云うには前回の登山の時にはゴミを拾いながら
帰ったのにジャケットとTシャツ2枚も落としてくるなんてとんでもない大型ゴミやし
山の美観を損ねると言い出し、「私の推理(天気予報と同じ位当たる)では小女郎ヶ池
から近道をするのに私と別の道を行った時に木の枝に引っ掛けたに違いない、
私を出し抜こうとしたからこんなことになったんや!!」と云う訳で今回の服探しの山行きとなった。
果たして我が家のアガサの推理が当たるのか。

     雪がとけ水面を現した小女郎ヶ池

はやる心を抑えきれず登ったので小女郎ヶ池には2時間余りで到着.
休憩もそこそこに前回歩いた雪面を登るが踏み跡が消えているので前回と同じ所を
登っているのか自信がない、それに前回あった雪が消えていたりしている。
雪が消えてブッシュを掻き分け歩くが非常に歩きづらい、それに前回と同じコースを
歩いていないような気がしてくる。
見つけるのは無理かと不安になってあきらめかけた時、目の前に見慣れた服が!
藪の中ひっそりとその服たちは待っていた。

   花の様に見えるTシャツ(手前)とジャケット(後)

濡れて重くなった服をポリ袋に入れリュックに詰めた。
リュックが急に重くなったように感じた。
我が家の女探偵もどきが低い鼻をうごめかす様子が目に浮かんだ。
その時 思わず空腹を覚えた。

    食事の間付き合ってくれたヒオドシチョウ

権現山からそのまま下山するのも面白くないので朝に出あった老人が云っていた
折立山から霊仙山のコースをとることにし、アラキ峠まで下り折立山に登り山頂から
ピンクのテープを頼りに尾根を下ったが、結局コースが判らなくなり山頂へ引き返し、
アラキ峠から再び権現山に登ることになった。
道の推理を誤ったようだ、私はポアロにはなれそうにない。
(ああ しんど)
 

出会った人  3人
出会った鳥  ヒガラ コゲラ ミソサザイ トンビ カラス

inserted by FC2 system