ホノケ山(736.8m) 
福井県南条町     2004.10.6    T&A

第2登山口9:00~光林坊墓跡10:00~山頂10:40
発11:30~登山口12:55着

今年の夏の気候は異常に暑く、又台風が日本列島に何度も上陸しています。
連日新聞紙面に熊情報が出ていたりするのは、ハタマタこれも地球温暖化現象なのか?
今回登る山も何となく出会いそうな感じの山域で、熊よけの鈴をしっかり付けての出発です。
最近出来た敦賀市の木の芽トンネルからR365を南条町R305に入り、JRを越える陸橋を渡り大松トンネルを
抜け奥野々集落より林道を行きます。離合が出来ないような狭い道を行き第2登山口に駐車です。
ホノケ山は昔ノロシをあげて京の都や府中(武生)へ急を知らせるノロシ台があったとの事から
この名が付いたという。又この道は幻の北陸道と言われています。
よく踏まれた腐葉土たっぷりの道を登って行きます。
P406mからの『切り通し』と呼ばれている所になるとブナ原生林は誠に気持ちよく森の小径風で楽チンなコースです。
光林坊墓跡から5分程で菅谷峠にでました。
原生林の山道から真新しい林道に出ると広く明るいので日の光が眩しいくらいで、そこからは
蒼い日本海と武生市街が一望できます。
昔の峠道も今は植林道に利用されているようです。
ここから30分程ブナの原生林の中を行くと山頂です。
  
方位盤                                       白山方面
木々の間から敦賀湾や反対方向は丹南平野の武生市街が望めます。
今日は雲が架かって見えませんでしたが白山が見えるらしく眺めは良好です。
山頂は一般に見られる標識はなく立派な方位盤がありました。
      
  ブナ林                                 切り通し
時の流れとともにホノケ山に対しての利用価値は無くなり廃れましたが、
自然林は昔のまま残っていました。下りは往路を行きました。
異常気象で熊が里に降りて来るのは山にドングリがないとの事。
気をつけてクヌギやコナラの下を見ていましたがドングリは見つかりませんでした。
キノコはたくさん見つけ、息を切らして登らなくて山歩きを楽しんだ
ハイキング気分の山行でした。
ホノケ山の小径(パステル)
[おまけ]
JR南条から車で10分 鋳物師にある(不動滝)にも行ってきました。
林道最後から400m山道を上がった所。水量がもっとあれば見応えのある立派な滝でした。
不動滝
『まぼろしの北陸道』 
         若狭脇往来、塩の道、古北陸道とも呼ばれかっては軍事、経済上
         大事な役割を果たした道路です。  
『切り通し』  人や馬が通うのにこの辺りは雪が深いので歩く勾配をうまく作り
         道が自然に掘れてしまいました。深い所では6mにも達する。  南条町役場より

出会った人   0人
出会った花   アキノキリンソウ
出会った鳥   シジュウガラ カケス

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