日野山  [795m]
福井県武生市    2002.4.15     T&A  曇り 

自宅5:00~日野神社登山口7:00~5合目(室道)8:00~頂上9:10 発9:45~林道~神社11:30着

高速北陸道を通るたびに気になる独立峰の山、南越の名山(日野山)に行って来ました。
自宅を早朝に出発、今庄IC~R365を北に行き日野川を渡り神社の境内に駐車。
古くは御岳(おたけ)と呼ばれ麓の日野神社は、本殿、拝殿、絵馬殿などがあり、境内地は1000坪
を有する古来の大社です。
山頂の奥の院は本殿、南殿、北殿があってこれらの境内地は4000坪に達するとか。
立派な社殿を左にとり、うっそうとした杉木立の中を登り、高速道路の騒音が気にならなくなる頃
小鳥の囀りが心地よく聞こえパステルカラーの新緑の芽吹きが優しく山を覆っていました。
焼餅岩(大岩で焼餅に似ているらしいがこんな大きな石なんか焼けへん!!)
石の唐戸(修行僧が隠れた所。水が湧き出していた?)
弁慶の3枚岩(日本中弁慶の何とかと言う岩があるような気がする。弁慶さんもいろんな所に出没したのでしょう)
そんなこんな事を言いながら室堂5合目で休憩です。不動明王さんが2体と小屋が2つありました。
林道と交差を何回か繰り返し比丘尼(びくに)転がしにかかります。
(小比丘尼)から太いロープが取り付けてあり岩の急登です。雨の時は嫌な所です。
     
〈大比丘尼)は結構長く、休み休み登りました。
比丘尼転がし(昔、この御山は女人禁制で女子は登山できなかった。たまたま。尼僧〈比丘尼〉がこれに反して
登山したところここで神の怒りに触れて転げ落ちたのでこの名が生まれたと伝えられる。
ギフチョウがたくさん飛んでいて写真を撮ろうと構えるのですがうまく行きません。
     
色々なスミレが咲き乱れ蝶々の食を満たすには充分でご馳走なんだろうなあ!!
頂上は広くて天気がよければ白山から奥美濃の山並みが見えるはずですが、今日は先日からの黄砂で見えません。
反対側からは高速道路と武生市街が霞みの中に見えました。
目の前でアオゲラのドラミングや,ヤマガラの数羽が現れおまけにカラスも騒いでいました。
木々が芽吹き始めたばかりで今が1番姿が良く見え、鳥達は巣作りに忙しくなって活発になってきます。
比丘尼転がしで私も転がり落されたくないので、下りは林道コースを行きましたがこれが以外に急坂でした。
しかし見晴らしは良く田んぼに水が入っている田園風景を見ながらのんびり下りました。
途中から蕨を取りながらの歩きなので(これを見逃す訳にはいきません)なかなか進みませんでした。
林道は56豪雪によって崩壊した日野神社再興の資材荷上げの為頂上まで付けられた道です。

白いイカリソウが登山道にいっぱい咲いていてまるでシャンデリアのように豪華で綺麗でした。
帰りは越前海岸回わりで帰りました。        朱記

出合った人   4人
出合った鳥   クロツグミ ウグイス コマドリ ミソサザイ アオゲラ ヤブサメ ツツドリ カケス ホオジロ
          キビタキ シジュウガラ マヒワ コガラ コルリ オオルリ ヤマガラ カラス ヒヨドリ
出合った蝶   ギフチョウ シジミ蝶 ルリタテハ アカタテハ
出合った花   イカリソウ〈白 紫 ピンク) ショウジョウバカマ 山桜 スミレ〈色々) 山吹 タムシバ
          ユキバタツバキ  

inserted by FC2 system