白山釈迦岳  2053m 
 石川県 白峰村   2001.6.4   T&A    晴

自宅4:10~敦賀IC~福井北IC~勝山市~白峰村~市之瀬登山センター7:00~林道入口発7:40~
釈迦新道口8:30~頂上12:00~前峰12:15着  13:10発~水飲み場14:35~釈迦新道口15:30~
林道入口15:45着    16:00発~自宅19:10着

梅雨前に白山(釈迦岳)の水芭蕉に会いに行ってきました。自宅を早朝に出発。市之瀬登山センター前では室堂
の山小屋への荷揚げのヘリコプターが何度も往復していました。人間が歩くと6時間は掛かるところを所要時間5分
程に思える位の時間で往復しています。林道入口前に車を止めました。(平日なので他に車は無くOKでした)
林道入口から釈迦新道口までは地道で気持ち良く歩るくことができ、湯の谷を渡り少し登った所から登山開始です。
いきなりの急登を過ぎると立派なブナやトチの木の原生林で緩やかな勾配になり、原生林の懐の深さに感動です。
途中登山道に水芭蕉が20株程咲いて、中には道の真ん中に咲いている株もあり、とりあえず目的が達せられ良かった。

登山道に咲く水芭蕉 残雪(別山)と新緑

更に1時間程登った所で、植生が熊笹とダケカンバに変わると残雪が現れてきました。新緑と残雪のコントラストが美しく、
その上歩きやすく、さすが白山と思いながら別山や御前峰が見える頃には陽射しは初夏で暑くなってきました。
眼下には砂防工事現場様子が見え、白山の崩壊のすざましさが目に入って来ました。釈迦岳前峰からは白山の全貌
が目の前に迫り、言葉を失うくらいの素晴らしい景色が広がりました。
少しやせ尾根を行くと今日の目的地釈迦岳が目の前です。雪の急斜面を登ると頂上です。
頂上は狭くアオモリトドマツと笹の中にあって、休憩する場所がなく記念写真を撮り前峰まで戻り、ランチタイムです。

山頂にて 鎧壁と大汝峰(左)と御前峰(右)


何はともあれビールで乾杯。白山にです。目の前は荒荒しい鎧壁をかかえた御前峰、大汝峰を始め、七倉山や
別山等大パノラマです。鎧壁には千仞ヶ滝が雪融け水を集め見事な流れを見せてくれました。前峰山頂で出会った男性4
人の方と話がはずみ、聞けば室堂からの帰りとの事。釈迦岳から七倉山周辺は雪融けの後は白山小桜、黒百合、
ヨツバシオガマそれにリュウキンカが咲き乱れるとの事です。今は雪で夢想するだけです。

山頂直下(さあ、ビールで乾杯が待っている)


室堂からここまでアイゼンを4回付けたり外したりしながらで少し恐かったそうです。この季節雪が急ピッチで融けアイゼン
の装着が中途半端で1番嫌です。登山口から頂上まで五回雪渓を渡り、少し緊張しましたがこちらはアイゼンを付けるほ
どではありませんでした。
前峰頂上は風もなくゆっくりでき幸せ気分で下山開始です。
登山道に出ている根曲がり竹を採取しながら野鳥や花を愛でながら歩きました。
林道の慰霊碑の水飲み場で休んでいると、白山林道の関係者の方から車に乗りませんか?と声をかけて頂きました。
徒歩1時間の所を10分で入口到着。朝に慰霊碑に手を合わせ登山の無事を祈ったのがよかったのか?
日頃の私の行いが良いせいか・・・・?  本当に助かりました。感謝 感謝***  
今日は年に数回在るか無しかの最高の1日でした。(朱記)


出会った人   5人
出会った鳥   イワヒバリ アマツバメ カッコウ ヒガラ メボソムシクイ ヤマガラ キビタキ ミソサザイ ウグイス
          マミジロ コゲラ オオルリ コガラ ヤブサメ コマドリ コルリ クロツグミ アオゲラ ホトトギス
          カケス ヤマドリ(♂)
出会った花   ツクバネ草 二輪草 エンレイソウ ユキザサ ツバメオモト ショウジョウバカマ サンカヨウ 水芭蕉
          オオバキスミレ コイワカガミ チゴユリ ミヤマカタバミ 二人静 マイズルソウ コケモモ
          トチの花  オオカメノキ ヤマツツジ タムシバ シロバナハンショウヅル

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