雪と紅葉の白山 
石川県白峰村        2003,10,27~28    T&A

10月27日
自宅5:50~別当出会9:45~エコーライン分岐13:10~頂上15:00~冬季避難小屋南竜山荘16:40

日本列島初冠雪の便りが聞かれる中加賀白山に行って来ました。
今日は文句なしの快晴ですが、白峰村から白山を見てあせりました。
予想を越える積雪で北側の斜面は随分積もっている様子です。
アイゼンを持ってこなかったので心配になり、市ノ瀬ビジターセンターで情報を聞きましたが
アイゼンが無くても大丈夫でしょうとの返事。
北側斜面を登る別山はアイゼンなしでは危険と判断し予定を変更して御前峰にしました。
砂防新道入り口の吊橋は冬季に備えて踏み板が外してあったので、飛び石伝いに川を渡り登山道に出ました。

この辺り紅葉が見頃で朝日が差しこみ輝いて足元の落ち葉がかさこそと音を立て晩秋の佇まいです。
  
登山道は11月になると雪が降るので工事も最後の追い込みのようです。
別当覗辺りから雪が見え出しやがて一面の雪景色になりますが土曜、日曜に登山者が踏んでいたので楽に歩けます。
甚の助小屋下の広場のベンチでランチタイム。ベンチの上にも雪。
 
エコーライン分岐にザックを置き空身で頂上を目指しましたが、暖かい日差しで凍った雪も融けだし歩きやすいです。
広大な弥陀ヶ原は一面雪に覆われ青空に美しく輝き冬の到来を待っていました。

室堂は夏には大勢の人々で賑わっていたでしょうが今は長い冬に備えて、建物一つ一つが身構えているようで
力強く感じました。
御前峰下で降りてこられた御夫婦の方に会い、今夜は南竜山荘泊まりとの事。
宜しくの挨拶をして私達は頂上に着きました。
 
2702mの頂きは最高の景色を提供してくれて、北アルプスや御岳等など雪を頂いた高山を楽しみ
山座を確認して写真を撮ってゆっくりしたいのですが、
風はないものの急激に寒くなってきたので下山にかかりました。
エコーライン分岐でザックを担ぎ冬季避難小屋に着きました.今夜は先程の大阪の御夫婦との4名です。
うどんすきで暖まり焼酎で更に暖まり、窓からは夕焼けが明るく輝き茜色から暮れていく太陽と入れ替わりに
夜空には眉月が出てきて久しぶりの天体ショーを堪能しました。
今夜はラジオで日本シリーズ最終戦を聞こうと思っていると
大阪のいびきの音がしたので小さくして聞きました。(まだ18:30ごろやのに 信じられへん)
寒くて夜中に目を覚ましトイレに行き(ここはドアだけで外に出なくて良い)、
窓から外を見ると星が地上の3倍の明るさの思えるぐらいで感激して星空を見せようと、
Tに声をかけましたがスヤスヤ安らかに寝ています。(悩み無いのやろか?脳は暖かE天気!)

10月28日
南竜山荘(冬季避難小屋)6:50~登山口9:45
朝食は梅雑炊とコーヒーです。
冷え込んだのでトラーバースの道はカチカチに凍って簡単な道でも凍った道は怖く緊張のしまくりです。
甚の助小屋で小休止し、別山方面の雪景色を楽しみながら下山です。
途中工事関係者の方達と何度かすれ違いました。
眼下に林道が見えてきた時アクシデントが!!!
段差のある石を見落とし右足首捻挫に。(またやってしもた!)
Tに重いザックを持ってもらい二本杖で何とか林道まで歩きました。
工事関係者の方に相談したところ車で駐車場まで送ってくださいました。感謝 感謝
下山後の温泉とグルメと買い物と贅沢な予定も皆aja-Paaa-です。
泣く泣く一路我家へ

追記
軽い捻挫で済みほっとしています。馴れた道ほど危険が一杯なのです。

出会った人  2日で登山者8人
出会った鳥  ホシガラス カケス 鷹(ハイタカ?)

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