箱ヶ岳(402m) 
福井県上中町   2005.3.29   T&A

上中町堤(桂雲寺)7:30~滝不動8:15~箱ヶ岳9:15
発 9:30~桂雲寺10:10

早春の頃マンサクの花がトンネルの様に咲ほこるという箱ヶ岳に行ってきました。
寺の駐車公園に止めさせて頂き、立派な蔵のある堤集落を抜け「不動の滝」案内の所から山に入りました。

            堤集落

山里は梅が咲き土手にはフキノトウが咲き、ウグイスが鳴き山道にはいるとヤブ椿の鮮やかな赤は彩を
添えてくれます。
雄滝、雌滝が並んでいて雌滝は滑滝 雄滝は水量が多く立派な滝です。

           雌  滝             雄  滝

そこから本格的な登山道になりトラロープを頼りに登り暫らくすると滝山不動尊です。
昨日から雨が降っていたのでカッパの下とスッパツを使用して登りましたが暑いので脱ぎました。
サア~~ここからは覚悟していた尾根の道で結構アキレス腱を使用します。ハイ!!
時々木の根っこや樹木をつかみ尾根を外さないように行きます、
砦跡の大岩に出会いここから左方向に行き、道なき道の急斜面をずり落ちそうになりながら登りました。
緊張&足元安全確保しながら慎重かつ山側に体重を掛けて(スキ-をしているみたい)なんて考えて登りました。
待望の尾根の稜線に出るとカラスがカァッカァッと笑っているように聞こえビックリしました。
尾根からは春霞の中小浜湾が見えました。
頂上の箱ヶ岳城跡は木々が伐採してあってゆったりとしています。

          三十三間山方面             箱ヶ岳頂上

三十三間山の後ろに今年の大雪でまだまだ雪を頂いた三重ヶ嶽、湖北武奈ヶ嶽がその右手にはゆったりとした
北川の流れが光って見えます。
ここは若狭から近江、京への軍事や交通の要所であり、若狭に150ヶ所程ある中世の山城の中で
最も高い所に位置し、空掘(からぼり)跡が今も残っています。
ここに立っていると戦略としては納得するが、戦国時代になんでこんなしんどい所に城なんぞ建てるんや!!
昔の人は偉いのか? ハタマタ 元気なんか?
ここからはマンサクのトンネル道があるはず 
やはり少し遅すぎの感があり。。。。
連れは「花はおそかった」とか「花はどこに行ったの」とか古い歌をつぶやいています。
私はマンサクがまだ咲いているようにと「乙女の祈り」でした。
名残マンサクがありました。オクテの木が待っていてくれたのです!!

                     名残のマンサク

こちらの登山道はまあまあの道ですが往路として使用するには物足りないかも?
お寺の駐車場で泥がたっぷり付いた靴を脱ぎ大型スーパーに寄り帰路に。
私は今回買い替えての初めて登山靴を使用しましたがドロドロになり泣きそう。
雨上がりの山は古い靴をお勧めで、スッパツを使用しましよう。何てね!!

出会って人   0人
出会った花   ミスミソウ 日向ミズキ マルバマンサク ニシキマンサク アシビ ショウジョウバカマ
          スミレ(?) ヤブ椿
出会った鳥   カラス シジュウガラ ウグイス

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