富士写ヶ岳(ふじしゃがたけ) 942m
石川県山中町 2004.5.25 T&A 晴れ
登山口 7:00~頂上9:40 頂上発10:15 登山口12:00
加賀の大日山登山の予定で丸岡町の前回利用の「じょんころ広場」にテント泊しました。
1晩中トラツグミが寂しげに蛙が陽気に鳴いていました。
翌朝R364から(県民の森方面)の我谷今立搭尾線を行きますが九谷ダムを過ぎ真砂へ
向かう林道には5月31日まで全面通行止の看板が。
えー^^~~どうしょ!! 意気込んでいたのに
快晴の早朝なので目の前にある富士写ヶ岳に登る事に急遽決めました。
何しろ地図も予備知識もなく以前ネットでファミリー登山記を見たようなかすかな記憶だけです。
登山口を目ざして車を走らせていると道路の真中にリスが居ます。
リスも驚いたのか金縛りにあったように動かないので轢きそうになり急停車です。
赤い吊り橋の所に登山道の案内が出ていて駐車スペースも「5~6台」は可能でここに駐車しました。
怖くない怖くない 南無・・ |
吊り橋は大の苦手ですが頑丈に出来ていて恐怖は感じませんでした。
ここから我谷コースに入ります。看板を見ると尾根の一本道なので迷う事はなさそうです。
標識どうりに行くと登山口になり狭い山道を行くと登るにつれよく踏まれた広い道になりますが、
急登と平坦気味の繰返しです。
明るいブナ林 |
木々が初夏の日差しをさえぎり適当に風も吹き快適に歩きました。
シャクナゲ街道になり、振り返ると日本海が見えてきました。
花の頃は大勢の人で人気の山だそうですが今日は静かな雰囲気で野鳥達のさえずりだけです。
頂上近くの立派なブナ林には涼しい風が吹き抜け、この辺り急登なのでゆっくり登り、
枯淵谷コースとの合流からはすぐに一等三角点のある広い頂上に着きました。
頂上からは白山を始め前回の丈競山や遠く雪の笈が岳、行きそこなった大日山が見え
白山と行きそびれた大日山(右) | 東尋坊・丸岡町方面 |
振り返れば青い日本海と金色になった麦畑と木々の柔らかい緑、海と山の贅沢な景色を堪能しました。
海岸線の石油タンク、丸岡町、三国町の東尋坊、片山津温泉郷もよく見えます。
大内峠からのコースもあって年中季節を変えて楽しめる、町からは近く手頃な人気の山のようです。
方位盤があったので見ていると、ヒガラが方位盤の端に止まりました。
50cm位のところで、いまにも手の上に乗りそうに思えます。
口に虫をくわえて、方位盤の欠けたところから中に入っていきました。
ヒナに餌を運んできたようです。こんな所に巣を作るとは、それに人を怖がらないのにも驚きです。
5月の太陽の下、風が頬をなでてゆき、おにぎりとおやつでゆったりと過しました。
下りは往路を行きここで今日初めて登山者と出会いました。
行き当たりばったりで失敗してから考える私の人生のような山行きでしたが
少し得したような気分の、思っていた以上に素適な山旅になりました。
時間もたっぷりあるので高速道路料金1650円節約の為山中温泉経由でR8をひたすら走り、
比良山麓の我が家に帰りました。
出会った人 5人
出あった鳥 ホトトギス ツツドリ クロツグミ ウグイス シジュウガラ ヒガラ イカル カケス
ヒヨドリ アカゲラ トラツグミ クロジ カワガラス
出会った花 ヤマツツジ シライトソウ ナナカマド エゴの花 コアジサイ チゴユリ ヤマボウシ
二ガナ