武奈ヶ岳(1214.4m) 
滋賀県志賀町         2005.2.22     T&A
武奈ヶ岳山頂を望む
イン谷口6:40~正面谷~ダケ道~北比良峠9:45~武奈ヶ岳山頂11:15~
ランチタイム11:40~発12:00~八雲湿原12:45~北比良峠~ダケ道~イン谷口14:50

2月の雪山 比良山系の最高峰《武奈ヶ岳》に行っちゃいました。
早朝自宅を出、イン谷口の駐車場に止め出発。1台もありません。
正面谷トイレ上部で雪が見えたのでアイゼン装着。
しかしすぐに地面が見え、大山口からダケ道に入っても雪がないのでここでアイゼンを外しました。
急勾配から小さな谷を渡り、尾根道になるころ再びアイゼンを装着しました。
今日は無風でおまけに快晴で絶好の登山日和。

           北比良峠から             ブナ林の尾根道

早朝のキーンとした冬の冷たい空気から、日差しは何となく春めいて来ている感じです。
根雪の上に一昨日の雨が山では新雪になっているので雪が朝日にキラキラと輝き綺麗です。
アイゼンが好く効いて快適に高度をかせいでいます。
木々の間からは琵琶湖の湖面が光り輝き目を上げれば紺碧の空が飛び込んできます。
このルートは釈迦岳と堂満岳を見ながら行く冬季のみのパノラマコースです。
夏道上部の尾根道を行き北比良峠に着きました。
峠から八雲湿原に下り、今は誰もいないスキー場跡に。
スキー場跡横から山頂をめざし行きますが、以前はロープウエーで来た人々も利用し、
多くの人が通った谷筋の道は積雪のため全く分からず尾根筋の道の踏み跡を慎重に行きました。
このルートは初めてで、かろうじてふみ跡がかすかにあって、しかも古いテープがあるので心配はありませんでした。
この季節ならではの季節限定の樹林に出会えるのも楽しみのひとつで、雪山は普段と違う道を提供してくれます。
ブナの古木や巨大な台杉との出会いは感動ものです。
コヤマノ岳との分岐のところ出ました。

         後ろはコヤマノ岳          山頂直前の急登

ここからは白く輝いている武奈ヶ岳をを見ながらの登高です。
純白の雪とウルトラマリンブルーの空は大好きな雪山賛歌(古る~~)です。
稜線からは大パノラマが広がり思わず
武奈ヶ岳&青空 バンザーイ !!

           稜線から頂上   (クリック拡大)


山座同定を楽しみ誰も居ない頂上は去り難いのですが、寒くなってきたので頂上下の雑木林でランチタイムです。
他のルートを考えたのですが私たちの足では時間が掛かり過ぎなので往路を行く事に。

              稜線から西南稜

ここで何人かの人達に出会いました。
アイゼンが高下駄状態になって来たので外し壷足で下山ですが雪が締まっていてほとんど沈みません。
静寂の八雲湿原で大休止。
目を上げれば冬の太陽を取り巻く雲には彩雲が見られ、今日の私達を祝福(?)しているようです。
北比良峠から先の尾根道は凍っている所が少しあって恐いと思っていると、やはり少し滑ってしまい
ちょっぴり慎重になりました。
しかし尻セード&グリセードと楽しみながら大山口に出ました。
登りの時迷惑な!!  と言っていたのに自分が下りの時使うなんて、登りに使う方尻セードしてゴメンナサイ。
今日はスキー場跡から尾根道は初めてのコースで何時もの武奈ヶ岳と違った気分の山行でした。


出会った人    11人
出会った鳥    カケス コゲラ 啄木鳥(?)のドラミングの初聞き
出会った花    藪椿
出あった鹿    2頭

《付録》

  冬の在原(滋賀県マキノ町)(水彩)740×530             

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