乗鞍岳(865m) 
福井県敦賀市  滋賀県マキノ町    2004.9.28  T&A

登山口7:30~山頂9:20~電波塔9:30 発10:50~登山口12:30

県境(山中峠)にある乗鞍岳(麓は国境スキー場)に行ってきました。
山中峠は奈良時代愛発(あらち)の関が置かれ越(こし)の国へ下る際の重要な場所として幾多の
人が西近江路から通ったと言われています。
現在は無線中継所、関西電力の送電線、鉄塔、マイクロウエーブの巨大な中継が建っています。
山中峠R161沿いの採石場の左端から登山口になりますが標識やテープも見当たらず
工事関係者の方に尋ねてもわかりませんとの返事。持参の地図を片手にどれが第一鉄塔か?
何とか立ち入り禁止の中を歩いているとピンクのテープ発見。
キツイ坂道をガムシャラに5分程上がると送電線の道に出ました。
ここからは迷うことなく第1鉄塔、第2鉄塔とわかりやすく巡視路を行きます。
昔の人が利用していたのか道が深く掘れていたりしています。
ブナ林を通り更に行くとT字路になり右は第3鉄塔への道になり、私たちは左の道を行きます。
  
ここからは稜線歩きですが遠く奥越から湖北方面も見え敦賀市内も望めます。
落葉していたらもっと眺めのよい所でしょうが、潅木のなかを行き 少し登ると第4鉄塔の脇を通ります。
巡視路と山頂への別れは見落とさないように!! 赤いテープや黄色いテープがあります。
山頂への道は細く藪コギ気味で行くと白い四角い建物が建っている山頂に。
  
山頂は狭くあまりにも愛想がなく古びた頂上の標識と三角点が辛うじて山頂であることを表していました。
座ることも出来ないのでマキノ方面にある電波塔まで行くことにしました。
笹薮を抜けると芝生のある見晴らしのよい所で休憩。ここでTは大きな琵琶湖方面のスケッチを楽しみ
私は寝転がり秋の雲を眺めてゆったりした気分に浸りました。
眼下には在原集落への林道が見え、琵琶湖に突き出している安曇川平野が広がっています。
こんな山登りも悪くはないな~~~と、電線が沢山あり昔と現在のあまりにも違う山の様子ですが、
奈良時代の人が眺めていた琵琶湖の景色はそんなに違っていないのでは?

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