雨乞岳 (1238m) 永源寺町甲津畑 
 2002.3.4    T&A

 登山口(甲津畑鳴野)8:50~清水の頭13:00着13:35発~雨乞岳頂上14:30~杉峠15:15
 ~蓮如上人遺跡16:30~登山口17:50

2.3日前はポカポカ陽気でしたが,昨日より冬型になり春先の三寒四温を思わせます。
朝のラッシュは八日市市街で合いましたがたいした事もなく登山口永源寺町鳴野に駐車。
小鳥の声を聞き芽吹き間近の木々を見ながら「千種街道」を歩き桜地蔵様に登山の無事を
祈りました。鼻水とくしゃみが出て困りました。花粉が大量に飛んでいます。
藤切谷林道(千草街道)からツルベ谷入口はうっそうとした杉林の中を下って対岸に渡りますが
雪解けの為増水していてどこから渡ろうか迷い、何とかリュックをTに渡し身一つで右足を軸に
跳んだとたん激痛が走りました。治っていたと思っていた足が完治していなかったのです。トホホ
しばらくして痛みが収まったので迷いましたが登山を続行。
何度も流れを渡りテープとわずかな踏み跡があるものの道はかなり崩れていました。
左から来る支流を過ぎてから谷を左に渡りそのまま登高し、ここで谷と別れ、大峠への道になります。
雑木林の中適当に行くと峠に出ました。峠から雨乞岳方面はは急斜面で腕で立ち木につかまりながら
ぐんぐん高度を上げ稜線に出ると何と見事なシャクナゲ林です。ピンクの花が見頃になるのもあと2ヶ月
位かな?。細い痩せ尾根が続き振り返ると綿向山と鋭いピークのイハイが岳が見えてきた。緩やかな
広い尾根になる頃残雪があって、ゆるみ出した雪に足をとられ膝まで入ることもしばしば。

カヤトの原から雨乞岳 綿向山を背景に

雲一つない晴天に藤切谷の源流部の様子がよく見え目を転ずれば残雪の雨乞岳に草原がきれいな
清水の頭が見えました。

清水の頭頂上(風強し) 残雪の清水の頭を振り返る

ミズナラとブナの急斜面を登りきるとカヤトの原から一面の笹原の頂上「清水の頭(1095m)」です。
遠く雪をかぶった伊吹山と霊仙山が光っていて今日は琵琶湖側からの風が強く伊勢方面を見ながら
ラーメン定食。目の前は鎌が岳をはじめとして鈴鹿南部の山並みが近くに見え早春の光をたっぷり浴び
何時までもいたい気分ですが今日はゆっくりしていられません。

雨乞岳下り(遠く御池岳) 東雨乞岳

残雪と笹原の急斜面を一気に登ると雨乞岳頂上です。イブネ方面から鈴鹿北部が見えました。
下山路は雪がたっぷりあり締まっていたが所々凍っていて滑りやすく緊張しながら下りました。
今度は雑木を持ちながら急斜面を下り杉峠に着いた時はホッとし、ビールで乾杯です。
峠直下は雪もあったが問題なく藤切谷の峠路は源流を巻きながら細々続いて少々荒れているものの
古い街道を下っていきました。膝に故障を抱えての山行のため、たっぷり時間がかかりました。
夕闇迫る頃無事に車までたどり着きました。天気に恵まれきれいな景色と素晴らしい雲に出合いとても良かった。

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