白滝山(比良山系・1022m) 
滋賀県大津市坊村                   2010,5,3(月)              T&A

坊村林道入口7:50~牛コバ8:40~白滝谷~分岐10:20~ニシヤ谷~音羽池~長池11:00
発11:40~音羽池~白滝山12:00~伊藤新道(ワサビ谷)~林道出会い13:20~林道入口13:55

山が笑う季節到来・・・5月の風が吹き山の樹木がいっせいに芽吹き明るく活気に満ちた季節になってきました。
今回は比良山系でもあまり人と出会わない静かなコースを歩こうと坊村から白滝山に行って来ました。
林道歩きも明王谷を流れる清流は水量も多く迫力ある光景で、新緑がまぶしいぐらいで気分よく歩けます。
牛コバから山道になり渓流沿いのせまい山道も快適に登れ、沢に架かる橋もパイプで頑丈に作られていました。
白滝谷は苔むした岩に朝日が差し込水飛沫をあげて流れていく水は躍動感を感じ素敵な風景です。
シャクナゲの花も咲き出し新緑の中でそこだけ華やいでいて足元のイワウチワはもう咲き終わりのよう。
打見山との分岐からニシヤ谷を行きますが、なんとハシリドコロの群落がありました。
山はトリカブト、バイケイソウ、シキミ、アシビ、それにハシリドコロなど毒草ばかり生き残っていて、
本来の植物は無くなりつつあるように思えます。
鹿の食害を始めとする動物のえさになっているのか?自然がすこしづつ変わってきているようです。
まだ芽ぶき前の明るい登山道を登りきると、池の色が黒っぽい音羽池に出ました。
  

  
長池方面に行きますが以前は笹原で道ははっきりしていましたが、今は下草はなにもなく道がわかりにくくなってます。
テープがあるのでこれを頼りにしないと同じような斜面なので間違いやすくなってます。
長池は水もなく高層湿地帯になり静かな雰囲気は心が落ち着き、少し陰がある所でランチタイムです。
穏やかな日差しをあび、野鳥たちのさえずりをBGMに、梅干のおにぎりと三つ葉とほうれん草の蕗味噌和えで春を頂きます。
昼寝には最適なこの場所も以前にイノシシの親子ずれと遭遇した所でもあります。
元の音羽池に戻り白滝山を登り山頂からは伊藤新道を下ります。
  
細くて狭くてという道をドンドン下りますが、以前この道で足を痛め泣く泣く下ったことが思い出され慎重になります。
命名がうまくつけられているように(天井ワサビ大滝)は天から降り注ぐような感じで流れ、何時までも眺めていたい滝です。
ワサビ大滝上の崩壊場所は歩きやすくなっていてホッとし、滝前で小休止。
やはり水量は半端じゃなく迫力があり見ごたえがあります。
ワサビ谷は少し荒れて歩きにくく足元に注意しながら、苔と清流のコントラストが素敵な渓流に沿って林道出会いまで。
連休らしく駐車した空き地には10台の車が止まっていましたが、山中では少人数で静かな山行でした。

出会った人  8人
出会った花  シコクスミレ タチツボスミレ キケマン エンレイソウ ニリンソウ ミヤマカタバミ ネコノメソウ シャクナゲ
         ヤマルリソウ タムシバ ヤマエンゴサク ハシリドコロ イワウチワ マンサク
出会った鳥  ゴジュウガラ コガラ ヒガラ シジュウガラ ヤマガラ カワガラス ホオジロ オオルリ マヒワ カワガラス ミソサザイ
歩行数     24500歩

HOMEへ

inserted by FC2 system