藤倉山(644m)・鍋倉山(516m) 

福井県南越前町今庄                2010,4,10(土)       T&A

JR今庄8:25~新羅神社~燧ヶ城址~藤倉山山頂10:20~鍋倉山11:15
山頂下鉄塔 ランチタイム 発12:05~八十八ヶ所めぐり登山口13:00~JR今庄13:20

スプリング・エフェメル(春のはかない命)が一杯咲きだしたので、お目当てのカタクリの花に会いに行って来ました。
JR今庄駅前にはカタクリの花まつりの旗が立てられ、日頃は静かな今庄宿も華やかになってきました。
趣のある宿場町を通り抜け神社の階段をあがるとハイキング登山口になります。
急斜面にびっしりと八分咲きぐらいのカタクリの花が途切れることなくおおっている遊歩道を登ります。
話題の白いカタクリの花は2人でゆっくりと探しましたが見つけられませんでした。
積雪時は登れないなと思うほどの急登の道を行き、一汗も二汗もかき開けた所の燧ヶ城址に着きました。
木曽義仲がここに篭り平家と戦い、一向一揆が織田信長軍と戦いなど、歴史好きの人には魅力ある山城址です。
松尾芭蕉さんもここで一句。「義仲の 寝覚めの山か 月かなし」
登山道にはギフチョウが先になり後になりと飛びまわり、写真を撮ろうと試みますが動きが早く難しいです。
足元にはカンアオイの葉が見られ、蝶の好きな植物が豊富な山道は日差しも暖かです。

城跡から見た今庄の町と日野山 頂上手前のブナ林

福井県でこんな標高の低い所のブナ林は珍しいそうですが、山頂手前の広い道を行くと東北地方のブナ林を歩いているような感じ。
そんな会話をしながら芽吹き前のブナ林は明るく、足元の花探しも又楽しみな春山らしくなってきました。
三等三角点の山頂から下るとナント残雪が残っている斜面の所を通ります。
この頃から登山者の人にも大勢出会い、カタクリの咲く今の季節は人気があるようです。
鍋倉山西谷の表示から少し下がった鉄塔下でランチタイム。

残雪歩き 逆コースからの方が歩きやすいのでは

この場所は登山道から離れているので静かで、今日一番の見晴らしが抜群の最高のお休み処です。
目前にはまだまだたっぷりと雪の三周ヶ岳、冠山と奥越、奥美濃方面の素晴しい眺望が。

複雑なブナ イワウチワ

元の登山道に戻り先に進むにつれ、イワウチワとショウジョウバカマの花の競演はピンクに染め上げた道になり
関西にはない赤いユキバタツバキがこれに負けじと咲き春爛漫百花繚乱・・・チョット大層かなウフフ
低山とはいえ花の山らしく、次から次へと花が現れ期待通りで、少々のアップダウンも気になりません。
観道山弘法寺から八十八箇所巡りの整備された所を下ります。
こちらはトキワイカリソウが咲き出し最後まで花の山巡りにふさわしく楽しめました。
後はうだつの上がった宿場町をのんびり歩きJR今庄駅に到着です。

出会った人  60人ぐらい(団体さん32名)
出会った花  カタクリ ショウジョウバカマ ヤマエンゴサク キクザキイチゲ タチツボスミレ シュンラン タムシバ 
         ユキバタツバキ ユキツバキ ユキグニミツバツツジ マメザクラ キジムシロ トキワイカリソウ イワウチワ 
出会った鳥  ウグイス カケス ホホジロ シジュウガラ アオゲラ
歩行数     18900歩

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