カラ岳のシャクナゲ尾根(比良山系) 
滋賀県大津市         2009、5,5(火)     T&A

正面谷登山届けの小屋6:45~イン谷~リフト跡~カラ岳9:30~北西尾根(境改め 市境尾根)~八つ淵 七編返し滝出会い11:00
~縦走路11:50 発12:20~正面谷駐車場14:30
        
今年のシャクナゲの開花は平年より一週間ほど早く咲き出してるようです。
シャクナゲ巡り第2弾は比良山系のカラ岳の境界尾根を歩きに行ってきました。
これがとんでもない結果になり山の難しさを改めて体験しました。
縦走路にも芽吹き始めた木々の間からシャクナゲが咲いてるいるのが見えます。
カラ岳までは快調に到着し、2年前に歩いた時シャクナゲの群生地を発見して以来満を持してのカラ岳行きです。
期待以上の花の色、花の付き具合に感激しまくりで尾根を外さないように気をつけながらどんどん下ります。
身体を低くしたりシャクナゲの海を泳ぐようにもぐったりして進む所もありの状態で、肌で身近に花と触れられます。

前回歩いた時はシャクナゲの薮から後少しという所を左に寄りすぎ、結局思っていた所に出られませんでした。
これが頭にあったのでここからや!!と思われる所から右にそれ下り始めましたがいっこうに思っている位置に出会えず、
益々斜面が急になりまともに立っていられない位になってきました。
木々をつかまりながら、ずり落ちながら頭は目の前の斜面をいかにして降りるかとそればかり思っていました。
小さい谷が見え取りあえず一旦降りますが、こちらもあまりよさそうではないようなので又少し尾根に取り付きます。
下に見えている小さい沢にもう一度下りようとリュックに入れていた5mしかありませんが、ロープを出しこれを利用して下りました。
石はガラガラと崩れ落ち慎重に沢に立つと何故かこれでいけそうと予感。
少し下ると登山道に出た時はショック!!七編返しの滝下の沢に出たのですから。
思っていた位置よりかなり下っていて一つ尾根を間違っていたのです。
虚脱状態になり、足は踏ん張るのにも力が入らず、しかし滝の横を通過するには慎重にしなくては・・・
オガサカ道の登りは取りあえず足を前に前に出せばいいやと言うか、お腹も空いてきて気分は最悪です。
縦走路に出た時は倒れこみたい気分がメル友のヨネちゃんやプー爺さんのグループとお逢いし、話していると気持ちも切り替わり
元気が出てきました。
カップ麺とおにぎりを食べ今日のシャクナゲコース歩きは満足なので元のカラ岳経由の旧リフト跡から帰ることにしました。
下る時小学生3人の家族ずれと出会い頂上は「まだですか?」と尋ねられてT&Aの2人は思わず「3時間かかります」。
時計を見ながら「リフト駅跡なら1時間かかりますがそれ以上は時間切れで、しかも子供ずれなので無理」とお話しました。
家に着くと雨が降ってき家族ずれが気になります。
山は色々な顔を持っていて優しさたくましさと裏返しに一歩間違うと命と引き換える事もあります。
山の鉄則に間違ったら尾根に登れとあり、はっきりしないコースは無理をせず早くに引き返すべきだったと反省です。
家に着きもう一度地図を見ながら反省会をしましたが、シャクナゲ群落は5星です。

【動画】 音注意
   
出会った人   15人
出会った花   シャクナゲ シロモジ? イワウチワ イワカガミ ヤマツツジ シハイスミレ タチツボスミレ カメノキ チゴユリ
          キンキマメザクラ  
出会った鳥   オオルリ ミソサザイ ウグイス ヤマガラ コガラ ツツドリ ヒヨドリ 

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