三国岳(959m)《中央分水嶺高島トレイル全コース踏破最終編》 

京都市、滋賀県高島市朽木桑原   2008.6.2     T&A

生杉林道地蔵峠8:30~P81810:10~岩谷峠11:20~三国岳12:10
発12:30~桑原行き分岐~下坪口林道13:35~桑原13:50

マキノの愛発越(あらちごえ)から今津の山を経て、朽木の三国岳へ至る約80kmに及ぶ道は、
水と緑、人のいきかう日本列島の日本海側と太平洋側を区切る中央分水嶺の中央部にあって、
東西南北の気候や植生を合わせ持つ類い稀なエリア。(高島トレイル運営協議会)案内書より
乗鞍岳、三国山、赤坂山、寒風、大谷山、大御影山、大日尾根、三重嶽、武奈ヶ嶽、二の谷山、
行者山、若狭駒が岳、百里ヶ岳、三国峠、三国岳 が主なピークです。

前回に続き自力では無理があるので友人K氏にお願いして最終点の桑原に愛車を止め、K氏に生杉林道
トイレ前まで送って頂きました。
地蔵峠手前のスタート地点には道標があって急な斜面にステップが切ってありました。
しかし荒れた急勾配な尾根道?は倒木やらでアスレチックのごとく行く手をさえぎられたりしながら、
稜線尾根を目差して我慢の歩きです。
最初のピークで一息入れ水分補給をします。
今日は午前中まで雨が降らない予報を信じていますが、どうも雲行きがあやしくなりそうです。
ザックカバーを装着し岩谷峠を目差します。

大迫力のアシュウ杉 2本の木?

踏み跡もなく黄色テープもなくもちろん山にはよくある数々のテープ類はいっさいありません。
磁石と地図持参(流行のGPSは持っていません)の古典的な歩きです。
何故か山歩きの勘からかこのまま進むと深い谷になりそうなので、再度磁石と地図を出してTはおかしい????
今のいる位置が判らなくなってきてどうみても方向が違うと判断して戻ることにしました。
しかしここから不思議な事に地蔵峠に戻っているつもりがP818mの標識に出ました。
ロスタイム20分のようです。
P818手前で尾根を行かずに巻き道を行かなければならなかったのですが尾根が分水嶺だと思い込んでいたのが
間違いの元だったようです。家に帰って落ち着いて地図をよく見るとこの辺りだけ県境は尾根を何故か避けています。
分水嶺との頭があるので中央分水嶺高島トレイルではどうしても尾根を行ってしまうミスを犯しがちです。(反省)
本来の歩くコースに戻っていて何故かここで黄色テープが見つかりました。
P818の標識からTの頭の中の回路はあやふやながら戻ってきたのであります。
左・古屋 右・美山町と呪文を唱えながらと言っても2箇所道標が90度の方向を示していて、
これがなかったらとてもじゃないですが、歩けそうもない難しいコースです。
途中見事なアシュウ杉の巨木や数々の倒木達に出会え迫力ある大自然に触れることが出来ました。
岩谷峠からは何の心配もしなくて済む踏み跡があるしっかりした道で、おまけに雨は小雨なので
葉を広げた樹木の下では合羽を着けなくてもいいようです。
三国岳山頂は樹木が伐採してあって少し滋賀県側が開けています。

アシュウ杉にからむブナの木の根 ヤッタネ!!  二等三角点の山頂

バンザーイ!!!! やっと分水嶺歩き全コース踏破です。
と言っても自己満足の山歩きの一ページにすぎませんが。
丹波越えのコースを取らず桑原の標識がある昔からの林道に降りるコースを行きました。
下っていると特大の青大将が登山道を防いでるので、木を投げたり音を出したりして離れるように促しましたが、動く気配がありません。
二人でいろいろ試みヤットのろのろと動いて登山道をあけてくれました。

麓の民家(じゅううべえさん)にある 楽しいフクロウ達   犬が何故かウフフ

出合った人    0人
出合った花    ギンリョウソウ  アカモノ タニウツギ
出会った鳥    聴く オオルリ センダイムシクイ カッコウ ホトトギス ジュウイチ ツツドリ
              アカゲラ アオゲラ ヤマガラ ウグイス
           見る シジュウガラ

                                HOMEへ

inserted by FC2 system