武奈ヶ岳(1214.4m) 
大津市    2007.11.26       T&A    晴れ

正面谷トイレ前6:40~ダケ道~北比良峠~八雲湿原~イブルギノコバ~山頂10:40
山頂発11:40~コヤマノ岳~東南尾根~ヨキトウゲ谷~金糞峠~正面谷トイレ前14:25

晩秋からいきなり真冬になった北国からは大雪の便りも届き、琵琶湖の周辺も紅葉を楽しむ季節になりました。
比良の麓では山に雪が3回降ると里にも雪が降ると言われていますが、今年は11月に2回も山に降りました。
ここ2,3日は小春日和になり比良山系の雪も少なくなってきたので、雪の消えないうちにと武奈ヶ岳に行く事に。
正面谷駐車場に駐車して空を仰ぐと東の琵琶湖に太陽が、西の堂満岳の上には有明の月がありました。
大山口からダケ道に入ると小さな橋のところに固定されたテーブルと椅子があって、
誰かこの辺りで楽しんでいるようです。
急勾配の山道は荒れていておまけに猿軍団が木々をゆすったり、奇声を発して威嚇してきます。
それも静かになってヤレヤレと思い、振り向くと琵琶湖は雲海の下です。
この頃からちらほら雪が見え出し北比良峠辺りは早朝なので凍った雪道になり、
アイゼンなしの私は慎重になります。
Tは新しいスパイク付き長靴なので凍った道やぬかるみの道をピチピチ♪チャプチャプ♪ランランラン♪♪と
鼻歌交じりで幼稚園児のようにご機嫌です。
ウ~ン私も長靴にしたらと思わず溜め息です。
整備された八雲湿原からイブルギノコバの谷道に入りますが、さすが谷間はしっかり雪が残っていました。
 
何度来ても雑木林から山頂が見える辺りになると、あと少しと自分を励まし気持も楽になります。
青空無風の中、稜線尾根から山頂へ向かう私を山頂は暖かく迎えてくれました。
一人の登山者が去った後、誰も居ない静かな山頂に憩うと幸せな気持ちになります。

琵琶湖方面は霞んで視界がよくありませんが北山や福井の県境尾根の山座同定を楽しみました。
同定した殆どの山に登っていて、われながらよくもまぁあちこちの山に行ったものだと呆れてしまいました。
下山はコヤマノ岳経由で東南尾根を行きました。
以前雪の時歩いているのですが、落ち葉の道になると初めてのコースを歩く気持ちで新鮮です。
落ち葉で埋まった道は急勾配ですがブナや杉の見応えのある古木があり楽しめます。
  
鞍部からヨキトウゲ谷に下り金糞峠で休憩しました。
今日は一日風もなく暖かく穏やかな日和で、正面谷の紅葉は今が見頃です。
  
大山口に差し掛かる頃マタマタ子猿達が登山道に出てじゃれています。
猿の群れに3回も遭遇したのは比良山系では初めてでした。

(追伸)
村にははぐれ猿が1匹住んでいて我が家の車の上にフンをしたり柿を盗ったりと悪戯し放題です。

出会った人  1人
出会った鳥  見た  ミソサザイ  聞く コゲラ
出会った動物  日本猿の群れ  

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