二の谷山(608m)
高島市今津町 2007.11.13 T&A
水坂峠9:10~山頂(三等三角点)11:15 発11:45~桜峠(R367出会)12:45~R303保坂~駐車地14:00
今年の夏、保坂の水坂峠を車で通った時「二の谷山」の真新しい道標に気がつき、
葉が落ちる頃に登ろうと計画していました。
10月に「中央分水嶺 高島トレイル(自然歩道)」の整備の報道がありました。
このコースは未踏なので地図片手に予定通り歩けるかワクワクします。
水坂峠手前の空き地に駐車し、紅葉し始めた道からうっそうとした植林の山に入ります。
が、道路沿いに山道が平行にあってうたがいもなく進みました。
谷に行きずまってしまい元のルートに戻り再度地図で確認して、どうしてもこの尾根に上りたいなと言っていると
鉄塔の巡視路の崩れかけた階段が見えました。
ロスタイム20分ぐらいかな・・・鉄塔への道を登り、ここでも再度Tは地図とにらめっこして方向は間違いないと確認し、
少し行くと仕事用の歩きやすい道がすーと見えました。
標高の低い山ですが左に琵琶湖(安曇川)から太平洋、右に日本海(寒風川から北川)へ水が流れて行くのやな~と
分水嶺歩きは想像も雄大なスケールになります。
支尾根を行く
谷の源頭部を越えトラーバース気味の道からこの支尾根に取り付きたいのやけどな~と・・・・
何とか緩やかな所から登り始めましたが何の標示もありません。
少し登るとテープも見え出し急な登りを過ぎると穏やかな稜線尾根になりました。
ここからはひんぱんにテープもつけてあって気分はほっとし、周りの景色といっても植林の間からは
見晴らしはよくなく遠く琵琶湖や湖北の山が辛うじて霞みの彼方に見えるだけです。
オオイタヤメイゲツの黄葉の鮮やかさや落ち葉が舞い山は晩秋の装いになり、
腐葉土たっぷりの優しい道を行きヌタ場に出ました。
先程とは違い100m程の急勾配になり途中息を整えながら思いっきりふくらはぎを使用です。
最後には木々を掴みとア~~ キツゥー・・・!!
真新しい道標 | 三等三角点 |
登りきった所が桜峠と山頂との分岐で、100m先が三等三角点のある頂上です。
最高点は611mの所ですがそこにはいきませんでした。
植林と雑木林の中なので日当たりの良い分岐でランチタイムです。
桜峠方面に下る事にしますが、こちらはゆったりとした勾配で植林と雑木林の境を歩く事になります。
葉を落とした明るい二次林の林は里山歩きの楽しみが満喫できお薦めコースで気分は上々です。
葉を落とした尾根 | 桜峠 |
眼下に今津の環境センターの建物が見え出し下ると、
途中から激下りになり木々を掴んだりし、転げないよう慎重に桜峠まで。
峠の名前からすると立派な桜の木があったのだろうと思われますが、
昔の面影は何処にと言うほどなにもありませんがR367沿いに車道歩きです。
途中で鹿の角発見。前回に続いて又見つけました。
「九里半街道」今津から小浜までの距離がそのまま街道名になっている保坂の集落に到着。
村のはずれの六地蔵様 | 保坂集落の上の家 |
保坂の集落で村人の話を聞く事が出来ました。
なんでも鈴鹿の麓にある土山からこの山にある大岩が見えると言われているということです。
植林の山歩きは展望もなく華やかさにかけますが、手入れのされている立派な杉を見ているとそれなりに人々の
苦労が偲ばれます。
里山はそんな思いをさせてくれる場所でもあります。
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本日の収穫 ハナビラニカワタケ 鹿の角
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