飯豊山(2105m) 
福島県山都町     2007.8.19~21      T&A
   
8月19日(日)
自宅3:30~R161.8.365~北陸自動車道武生IC5:18~磐越自動車道津川IC10:30~
R459~喜多方市

今年の夏山は東北南部方面に行ってきました。
早朝自宅を出発し北陸自動車道の今庄辺りが徐行の為武生ICから乗り一路西会津の喜多方市へ。
途中の柏崎市辺りは中越沖地震の影響で時速50キロ規制になっていました。
車道は少し凹凸があり規制に納得、屋根にブルーシートの掛かった家が沢山あって心が痛みます。
喜多方市は蔵座敷とラーメンで有名な街です。もちろんラーメンを頂きましたが私にはチョット甘めの醤
油味でした。
今夜は山都町の川入集落の奥にある御沢キャンプ場に車中泊です。
車から降りた途端アブの大歓迎を受け慌てましたが窓を閉め蚊取り線香を焚き事なきを得ました。

8月20日(月)
御沢キャンプ場5:00~切合小屋12:25~本山小屋15:10~山頂往復30分
夜中満天の星空に稲光が何度もひかり気になりました。夜が明けるとどんよりした
天気で雨が降ってないので出発。
歩き始めて1時間ぐらいで雷雨になり雨具とザックカバーとスッパッツを装着し
ました。
長坂の急勾配の登山道は沢歩きのようになり雷が気になりますが、樹林の
中なので何とかなるでしょ・・・。
何て雷様に早くどっかに行ってとお願いです。稜線の横峰に着く頃雲が切れ
日差が差してきました。
水場で一息入れ雨具を脱ぎリュックにかぶせ身体と共に干しながら剣が峰を
目差します。本日の難所は馬の背の岩稜になり思ってた以上に迫力あり、
しかも重いリュックなので気が許せない所です。
三国小屋からは稜線尾根になりお花が目に入り心が和み気持ちに余裕が出
てきて、お花を眺めながらと言っても所々鎖があったりします。
切合小屋で大休止です。
マツムシソウの淡いブルー、アキノキリンソウの黄色、チングルマの白、シオガマ
の赤と花の山にふさわしくお花畑の中を歩きます。
草履塚から最後の踏ん張り所、御前坂の砂礫を登りきると本日の宿泊所本山小屋です。
途中100m下った所に水場があって補給しました。水温4度だそうで手が切れそうです。
小屋は小さいながらもしっかりしていて新しいトイレ(¥100)は別棟にあり水洗で、素泊まり
¥2000 今日の宿泊者は20名です。
  
山頂は小屋から15分の所にあって空身で行きましたが風が強くゆっくりできません。
カップ蕎麦の夕食を済ませ夕方小屋前から小屋番の方から山座同定の説明を受けましたが視界が
悪くいまいちです。
20時消灯ですが何時に寝たのか記憶になく夜中トイレに外に出ると下界に町並みの明かりが
ぼんやり見えなかなか幻想的な光景でした。
相変わらず強風が吹きまくってます。

8月21日(火)
本山小屋4:50~切合小屋6:50~御沢キャンプ場12:40
規則で4時でないと行動は出来ません。4時からヘッドランプの明かりの元出発の準備をします。
Tはパンを食べてますが私は水のみ。強風が吹きまくり杖を頼りに下山です。
お花畑には雪融けに咲くハクサンコザクラ、チングルマ、ニッコウキスゲからイイデリンドウ、マツムシソウ
ハクサンシャジンと秋の花まで咲き素晴らしい眺めです。
8月終わりというのに大日岳方面は残雪がたっぷりあって豪雪の山がうかがえます。
 
今日は薄曇の天気で、剣が峰の難所はリュックが大きいので後向けの三点確保の状態になったりと
慎重に足を降ろしていきました。
ここを過ぎた頃からポツポツと雨が落ちてきて安定した天気にはなりませんでした。
今度は横峰からは樹林の中木の根に引っかからないよう気をつけなければなりません。
長い下りは杖と膝のサポーターが頼りになります。
キャンプ場に着く頃青空が広がり無事到着。
山麓の温泉地「いいでの湯」で汗を流して 気持ちいいで~~。。。¥500
次の目的地磐梯山の登山口がある八方台駐車場に移動です。トイレのある広い駐車場で車中泊です。

出会った人   50人ぐらい
出会った花 ウメバチソウ ミヤマカラマツ ミヤマコゴメグサ ヤマハハコ チングルマ ヒナウスユキソウ
        ノリウツギ コメツツジ コバイケイソウ ウサギギク ミヤマアキノキリンソウ ニッコウキスゲ
        イワオトギリ ハクサンシャジン ハクサントリカブト オヤマリンドウ イイデリンドウ 
        タテヤマウツボグサ エゾアジサイ ハクサンコザクラ ヨツバシオガマ ミヤマクルマバナ
        オニシオガマ トモエシオガマ タカネマツムシソウ ミヤマシシウド ヒメシャジン
        ハクサンフウロ ハクサントリカブト  ミヤマホツツジ 等

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