燕岳(2763m) 
長野県安曇野市     2007.6.4.~6.5     T&A  

6月4日
中房温泉7:20~合戦小屋10:20 発1040~燕山荘12:00  燕岳往復

雪の北アルプス展望の山、燕岳に行ってきました。
前夜車中泊は「北アルプス安曇野ほりがねの里」道の駅です。
中房温泉第一駐車場に停め登山口まで少しの車道歩きです。
出発点は標高1500mですがすっかり新緑の葉も広がり木陰の下第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチと
急登が続きますが快適に登ります。
富士見台ベンチから少し雪が見え出し合戦小屋前ぐらいから全面雪道になりました。
ここで大休止です。シーズンには大勢の人で賑わっていますが今日は小屋番の方が荷揚げ作業中でした。
サア!!ここから夏道ではなく竿に赤い布を付けたルートを行きました。
グサグサの腐った雪はアイゼンは必要なくキックステップが効果的です。
合戦の頭までが慎重をようしますがここからはトラバース気味になり腐った雪に足を取られないようゆっくり歩きました。
今日は薄曇りながら常念山脈全貌が徐々に見え出し槍ヶ岳も望めます。
雲湧き上がる槍が岳
燕山荘に行くには小屋をぐるりと大回りして入り口に辿り着きました。12:00現在 気温6度です。
宿泊の手続きを済ませパンと水の昼食を玄関で。
人の多い時では無理ですが、今日は空いているのでゆっくりしてくださいとの事。
服を着込み山頂を目指しますが以外に風も無く陽射しも差してきてアルプス満喫歩きになりました。

  常念山脈を望む    (左)双六岳    (中央)三俣蓮華岳    (右)鷲羽岳

山頂からは鹿島槍、烏帽子岳の横に雪がたっぷりの立山に野口五郎岳が・・・
鷲羽岳から三俣蓮華岳更に槍ヶ岳の奥には穂高岳。目を転ずれば常念山脈が悠然とそびえ・・・
今日は最高のゴージャスな山座同定が出来シバシ目がテン状態です。
Tはスケッチに忙しそうでしたが私は無風の中太陽はサンサンと降りそそぎ思わずうたた寝をしてしまいました。
1時間30分ぐらい山頂にいたようでしかも貸切です。
今夜の宿泊者は6名です。静かな夜は更けていきます。

6月5日
燕山荘7:00~中房温泉登山口9:50

7時現在外は2度です。何時までもこの景色を眺めていたいのですが北アルプスとはお別れです。
歩き始めると暑くなりシャツ1枚で充分。今日は暑くなりそうな予感。
下山は合戦の頭から小屋までの雪渓に慎重になりますが、後は足元注意の歩きになりました。

車の所で着替えをして一路鬼無里の村「奥裾花自然園」を目指しました。
村を過ぎた所で料金所があって¥400×2を払いさらに奥まで行きました。
駐車場からシーズン外なのでシャトルバスはなく、30分歩き入口にヤット到着です。
今池湿原からブナの森さらに吉池から元の入口と4時間コースを2時間30分で歩いてきました。
何と言っても足元注意の必要なしナンやもん!!
ミズバショウの湿原として本州最大級らしいですが花も終わり巨大な葉が待っていてくれました。
吉池
自然林は癒しの世界で春ゼミが鳴き季節は初夏の装いになってきましたが、
歩いていてもここでは汗をかくことなく猿2匹との遭遇もあったりして自然と遊ぶ所です。
村の温泉に入り人心地が着き今夜の宿は道の駅「ウエーブパークなめりかわ」です。

6月6日
日本海に面した道の駅なので早朝から漁船が帰ってきたりして、舟の焼玉エンジンの音で目を覚ました
相棒は「漁港ではみんな働いているのに 何時まで寝てんにゃ 剣が見える!!」
私はゆっくり寝ていたかったのに・・・・年寄りの早起きは・・・・ブッブツ・・・・
目の前には剣岳と立山が見えます。
雨晴海岸から立山は見えませんでしたが、千里浜ドライブウエーで日本海真横の渚を「波が迫って凄いとこや!
車が錆びる!」と言いながら走り抜け、小松ICから高速に乗り滋賀の我が家に帰りました。

出会った人  2日で15人
出会った花  イワナシ バイカオウレン イワカガミ ムラサキヤシオ
出会った鳥  見た  ヒガラ キクイタダキ ヤブサメ アマツバメ イワヒバリ ライチョウ
         聞く  ホトトギス ツツドリ ジュイチ メボソムシクイ ウグイス

付録 Tのスケッチ
  
   燕 岳                                            槍ヶ岳
 
   赤牛岳                                         燕山荘と常念岳
     
鹿島槍ヶ岳                                        立山方面

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