カラ岳から釣瓶岳へ 
釣瓶岳(つるべだけ)1098m    
大津市北比良  2007.5.3     T&A   晴れのち雨

(左)武奈ヶ岳   (中央)ナガオ尾根から続く(右)釣瓶岳山頂

イン谷旧リフト前7:00~カラ岳(関西電力比良無線中継所)9:00~八池谷出会い~
尾根取り付き10分上った所10:00~ナガオ尾根10:20~釣瓶岳山頂11:30~ナガオ尾根鞍部11:35
発12:05~スゲ原~広谷~イブルギノコバ~八雲湿原~北比良峠~神爾谷~イン谷15:00

風薫る新緑の5月、初カツオとホトトギスの季節と言いながら登っているといきなり頭上からホトトギスの
初啼きが、出来すぎ!
昔から村の行事に「北比良財産区の境(さかい)改め」があります。
話に聞いていましたので一度北比良の境を歩いてみたくなり、地図とロープを持参して出発です。
イン谷の旧リフト乗り場手前に駐車です。
旧リフト乗り場を過ぎるとリフト、ロープウエー撤去の作業用にモノレールが設置されていました。
釈迦岳との分れを平行道のカラ岳方面に行きます。シャクナゲも咲いているのが見えこちらも楽しみです。
カラ岳にある無線中継所の裏から急斜面の尾根を下ります。
200m強のビックリするぐらいの急峻なイッキ下りですが、標示はしっかりあり道は整備され迷う事はなさそう。
目の前には武奈ヶ岳とこれから行くナガオから釣瓶岳が悠然と見え気を引き締めました。
途中シャクナゲが沢山あり、シャクナゲ林と呼びたいぐらい見事です。
   
沢の音がしてきた辺りからどうも左に来過ぎたみたいで右寄りにトラーバースしながら下ると谷道が見え出しました。
ロープが設置してあったので持参のロープはいりませんでした。
八池谷を渡渉して少し下がり標示のある所から尾根に取り付きます。
エ!!、これを登るの!!・・・ 三点確保になり木の根を掴みながら登り、緩やかな所でホット一息タイム。
  
150m程登り返すと緩やかな尾根になり、ナガオの尾根に入りました。
道はわかりやすく比良山系にもこんな優しい尾根があるなんて思いもよりませんでした。
芽吹き前の二次林は小鳥の姿が見え声もよく聞こえ私も歌いたくなるようなそんな素敵な尾根です。
  
釣瓶岳山頂は展望もよくないのでナガオ尾根に戻り最初の鞍部でランチタイムです。
腐葉土たっぷりの明るい林は誰にも出会わない静かな所です。
休憩した所から適当に八池谷源頭部に降り、炭焼き跡も見られ湿原のスゲ原に出ました。
前回歩いた広谷コースから今回はイブルギノコバに入り八雲湿原に出ました。
以前のスキー場は跡形も無く驚きの風景が広がっていました。
何もなくなっている旧ロープウエー跡の辺りは比良銀座らしく大勢の人がくつろいで連休の山らしい光景です。
北比良峠から神爾の滝コースに行く事にしました。
鎖のある砂地をズルズル降りていると登山者の方が声をかけてこられました。
ビックリ!!会ったことが無いメル友のyonechanと彼の友人でした。
どうやら私の農協の帽子とお馴染みのシャツで判ったようです。
こんな事もあるのだと思いながら話が弾み初対面ながら初めての方とは思えないぐらい山や鳥の話等など
話が弾み、イン谷にまで楽しいひと時をすごしました。
しかし天気予報には無い雷雨になり温泉に浸かってゆくと言う、彼ら2人とは比良トピア(温泉)でお別れです。
又、出会えたら良いのにね。
京都から北比良の里に移り住み30数年、いろんなことがありましたが北比良の土地の境まで
確認でき長年の宿題が出来たような気分です。

出会った人  多くカウントできませんでした
出会った鳥  (姿見) ヤマガラ シジュウガラ コガラ ヒガラ オオルリ
         (鳴声) ミソサザイ ホトトギス ツツドリ ジュウイチ アカゲラ センダイムシクイ
出会った花  シハイスミレ タチツボスミレ シャクナゲ イワウチワ イワカガミ タムシバ サイゴクミツバツツジ
         ショウジョウバカマ タニギキョウ コンロンソウ エンレイソウ シロモジ 

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