釣瓶岳から栗木田谷林道へ 
高島市黒谷        2007.4.29    T&A   快晴

黒谷貯水場7:35~大擂鉢別れ8:40~広谷~細川越10:45~釣瓶岳11:15
発11:45~イクワタ峠(旧)~栗木田谷林道~貯水場13:40

前回に続き比良山系の古道(廃道)を訪ねての山歩きに行ってきました。
麓の黒谷集落の棚田には水が入り朝日に輝いてキラキラした水田風景が広がっていました。
林道横の村の貯水場に駐車で、4台ぐらいOKです。
八池谷からガリバー村よりに少し入りP516の藪山を経由して登山道に合流しました。
大擂鉢の所を渡渉し広谷方面に行きます。
新緑の下、水流も勢いよくマイナスイオンがたっぷりの谷は明るく、又朝の木漏れ日はやさしく
小鳥の声がBGMになり気分は上々です。
谷と別れ尾根に取り付く辺りから芽吹き始めた二次林になり、
足に優しい作業道は昔炭焼きが盛んだった頃が偲ばれ、所々石組み跡が見受けられました。
途中大杉群があり、こんな立派な樹木に出会えるのも山の楽しみのひとつです。

大きすぎて私には抱えられません・・夫婦杉

広谷から少し行くとスゲ原になり先程とは違い高層湿原になり、細長い小川の横を歩きました。
とても標高千メートルの所とは思えないぐらい明るく穏やかな所です。
戦後に刑務所があったらしく豪雪時に時はどんな辛かったことか。

春の小川はサラサラいくよ・・♪♪ 朽ちた木道をモクモク歩く

細川越えから釣瓶岳を目指しますが4月末とは思えないくらい陽射しは初夏のようになってきました。
芽吹き前なのでまともにお日様ニコニコじゃなくギラギラと照りつけ暑い!!。
山頂でのランチは豚カレーうどんなのでよけいに暑くなり木陰の下でくつろぎました。
今回の目的はイクワタ峠から尾根を下り栗木田谷林道の古道を確かめよう なんです。
朽木の栃生(コメカイ道)とイクワタ峠と黒谷を結ぶ生活道路です。

左 畑集落   中央 黒谷集落   遠く 高島市 笹枯れの登山道  中央イクワタ峠の右尾根を下る 遠く蛇谷ヶ峰

朽木側の峠道は整備されていますが、今回の黒谷側に入る峠道の尾根には標示、テープはなにもなく、
地図で再度確認して笹藪をかき分け下り始めました。
鹿のフンはありますが古道らしき雰囲気はなく無理に下って行くと落ち葉に埋まった道らしき所に出ました。
植林地になると途端に判らなくなりずり落ちながら急斜面の植林を抜け、
倒木を避け少々気をつかいながら下りました。

昔を偲ばせる古道・・・この場所だけがはっきり残っていました

古道がハッキリしてきた所も出だし沢の音も大きくなり、沢沿いに歩くと栗木田谷林道にでました。
黒谷の人から聞いた話によると車の無い遠い昔コメ一俵60キロ担いで峠を越えた道も今は誰も
通わない藪の廃道になっていました。

出会った人  15人
出会った花   イカリソウ ショウジョウバカマ ミヤマカタバミ タムシバ コバノミツバツツジ シロモジ
          コンロソウ エンレイソウ 山桜 イワウチワ コイワカガミ ヤマエンゴサク ヤマアイ
          イワナシ ミツマタ
出会った鳥   オオルリ コガラ コゲラ 赤ゲラ ウグイス ツツドリ ミソサザイ ヒガラ ホオジロ
  
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