葛川越から摺鉢山へ(比良山系) 
烏谷山(からとやま) 1076.8m  摺鉢山(1006m)
滋賀県大津市     2007.4.10      T&A   晴れ

中谷出合下ダム横7:45~葛川越10:30~烏谷山11:00~摺鉢山11:15
発12:00~荒川峠12:45~登山口14:00

今回は比良山系の一般ルートから少しはずれていて、これまで行く機会がなかった摺鉢山へ、
初ルートの葛川越から登る事にしました。
昭文社発行の比良山系の地図には「ルートファインディング必要」と迷・危の黄色マークがあります。
湖西道路横から荒川の林道に入り中谷出合下のダム横に駐車です。
ダム横に4台ぐらい登山口林道横4台位可能です。

駐車場から今日の琵琶湖

すっかり春の装いになった山はタムシバ、山桜、ヤシャブシとパステルカラーの明るい雰囲気になってます。
登山口からは藪椿の森になり、いい感じで足にはやさしい勾配の仕事用の道です。
今日のコースの葛川越と荒川峠の分岐には荒川峠の標示だけで、これから行くコースには何の標示もありません。
葛川越方面には行かないように木でクローズされてました。
平行道を少し行くと小さな沢を横切りますがロープが取り付けてあって問題ありません。
名前のとおり大岩谷は大きな岩がゴロゴロしていて川の上部を行くと道らしきところはなく適当に谷を詰めます。
赤いテープや崩壊している所はロープがあるのでここまでは問題なく歩けましたが、二又に谷が迫ってくる
辺りから地図をひんぱんに出し確認しながら進みます。
水流のある谷が本来のコースですが崩壊しているので涸れ沢方面に一旦入り又元の谷に戻ります。
この辺り複雑に谷が入り組み要注意です。

大岩谷の崩壊箇所にはロープがありました 早春の大岩谷

広い谷道からどんどん進むと突然大きな岩が迫り、チョット考えましたがこれを越えるのは無理のよう。
元来た谷を戻り、もう一度辺りを確認して元の広い所から尾根に入ると、古道が見え隠れしますが、
テープも殆ど見当たりません。
又石切場らしくノミの跡がある大きな石もあり、こんな所からどの様な方法で里まで石を運んだのか
気になります。
又、木や草を掴んだりとこの谷に間違いはないのですが、何しろ道がなく緊張から汗がでます。

葛川越直下・・・あと少しフウ~ 葛川越直下から琵琶湖側

谷の源頭部からは草道になり昔の道がよく判り、縦走路に出て葛川越の標識で一安心。
芽吹き前の梢を見ていると、じわじわと嬉しさが・・ウフフやったね!!
ここからは足元確認やずり落ちる心配のない縦走路を烏谷山に行き、尾根道を摺鉢山に行きました。
何の標識もない雑木林の広い山頂は、比良山系中部のおへそのようで周りの山並みがよく見えました。 

摺鉢山への道 摺鉢山山頂

今年元旦に雪の道を歩いたコヤマノ岳から武奈ヶ岳への尾根が見え、改めて季節の移ろいを感じました。
静かな山頂でごろりと横になっていると、野鳥達の囀りもにぎやかで巣ずくりに大忙しなのかな?
帰りは縦走路に戻り荒川峠から下りました。
こちらは膝に負担のない歩きやすいのですが、植林が長すぎ面白味のない単調な道でした。
大岩谷コースは頭の上に大きな岩が何時落ちてくるかと心配する所もあり、お天気に恵まれ良かったのですが
雪融けや大雨の後は非常に危険な感じの所でした。

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出会った鳥   ミソサザイ ヤマガラ シジュウガラ オオルリ コゲラ カケス ヒガラ ヒヨドリ

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