幽玄の小女郎ヶ池 
大津市南船路      2007.3.13     T&A   小雪舞う

和邇栗原林道登山口7:45~権現山(996m)~ホッケ山(1050m)~小女郎ヶ池(1070m)11:30
発12:10~登山口15:10
   
今年は2月に入っても雪が降らずこのまま春になるのかなと思っていたら今日で3日目の戻り寒波です。
山は雪景色になりスノーシューをリュックの後ろにくくり付け登山口に。
小雪もちらつき早朝の空気は凛とし真冬並の寒さで、雨具上下にスッパツ、雪山用の手袋装着です。
降りたて雪はファアファアで木々にまとわり付いて羊の毛のようで、触るとファア~アと落ちます。
バージンスノーの雪道も綿雪のようでもあり淡雪のようでもあり・・・やわらかいね!! 
積雪も登るに従い増し権現山山頂下の胸突き八丁の所も景色に気をとられあまりきつく感じません。
山頂は30cmの積雪で相変わらず小雪が舞っています。
  
晴れるかなと思っていましたが視界不良で、琵琶湖は見えずモノクロの世界です。
遠く風のうなり声が聞こえますが、思っていたほど風が吹いてないので先を進む事にしました。
木々にまとい付いた雪の縦走路はお伽話の世界に出てくる森を歩いているようで、
頭上を時折風が吹きぬけていきます。

ストックが地面に着くのでスノーシューはかえって足が重くなるのでまだ背中に負われています。
ホッケ山に着いた時まだ時間も早いので当初の予定どうり小女郎ヶ池を目指しましたが、
ホッケ山前後から積雪も50cmになり軽い雪を蹴散らすようにしてあまり足を上げないようにしました。
夏道ルートを行くので思っていたより時間がかかり、峠は風が強いのかここだけ雪がありません。
池のほうに向かうと膝上まで軽く沈みここは吹き溜まりになっているようです。
  
待望の池は霧と小雪の中にひっそりとして、幽玄の池は冬のまだ眠りから醒めていない静寂の世界そのものです。
恒例の御渡りは周囲が凍っていなかったので出来ませんでした。
こんな素晴らしい雰囲気に包まれた池に来ることが出来、何時までも居たいのですが何しろホント寒いです。
手の感覚がなくなりそう・・
帰りは往路を行きますが二人のトレースがあるので余裕の歩きです。
権現山直下の下りは慎重に更に慎重に・・・・登山口まで。相変わらず小雪舞う一日でした。
今回もスノーシューは重かっただけで使わず 坪足でストックをフル活用しました。

出会った人   0人
出会った花   アシビ(一部咲き)
出会った鳥   ヤマガラ ミソサザイ

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