権現山(995m)は春遠からじ 

滋賀県志賀町和邇   2006.2.14   T&A   晴れのち雨
栗原林道 7:30~権現山山頂11:00 11:40発~林道駐車13:40

今日は午後から雨予報なので短時間で行ける比良山系南部の権現山に行ってきました。
昨年12月から今年1月にかけ度々ニュースに成る程日本海側は大雪になり、ここ比良山系も
積雪が多く麓もよく雪景色になりました。
和邇栗原の集落を過ぎた登山口手前の林道脇に駐車しました。
登山口辺りから雪は深く雪質はグサグサのブスブスで足が沈み春山の感じです。
その割りに積雪が深くストックは地面に届かず一突き刺す毎に埋まり、先が思いやられそう。
スノーシュウや壷足の踏み後はありますが私たちはツボ足なので最悪と言いながら登りました。
ちなみに今日の装いですがAは革靴にアイゼン装着で薄い山用の肌着と薄い長袖の2枚に軍手。
Tはスパイク付きの長靴に薄い山用肌着と冬の厚手の長袖2枚に素手。
 
植林を過ぎ雑木林に差し掛かる頃青空になりガラ類のさえずりも春めいています。
最後の胸突き八丁の急登は身体を前に倒し膝で登ったりなんかしたりして~~楽しみ(苦しみ)ました。
熊笹は深い雪の下で白い世界に到着と思ったら山頂直下に雪の亀裂《クレバス風》発見。
地面が見えているので覗くと即ハマッチャイマシタ。
脱出してよく見ると下は空洞で雪崩が起きても不思議ではなく春先はこれが本当の落とし穴です。
  
山頂の標識は顔を出し記念写真をパチリとしもう一つはと探してみると誰かが堀だしていました。
積雪2mはありそうで、やはり今年の積雪は半端じゃありません。
ここは風が強いので次のピークで雪壁の出来ている所でラーメンタイム。
雪景色の中琵琶湖を見ながら空は雲の流れも速く、山のひと時タイムは良いものです。
  
元来たルートを歩いていると男性5名の方に声を掛けられました。
2日前葛川平からの登山者を捜しておられるとの事。
昨日は春めいて暖かく一昨日の山は雲の中でたぶん吹雪いていたんじゃないかと思う。
一応ホッケ山方面は何人かの踏み後はありますとお答えしました。

下りの雪道はズボズボと足が入り楽しい楽しい歩きで馬鹿話に華がさきます。
おまけにショートカットの連続もありの雪山の楽しいところです。
植林帯辺りから雨がショボショボ降り車の所に着く頃には小雨がしっかり降っていました。
今日の雪山は春の光を思わし雪解けを促している感じですがまだまだ深い雪があって
思っている以上に体力が入りました。
家に着くとTの知り合いからバレンタインデーの大型のチョコレートケーキ届いていました。
そんな出来事が世間にはあるのかと私は忘れていた2月14日の出来事でした。

付録でーす(by T)

疲れていっぺんに年をとってしまいました(リュッ
クの口が開けっ放し 閉める気力もうせて)
  やはり後姿は絵になる 昔は「バック シャン」と言われ
  ました

(上記の絵を掲載する事の是非に関して当初暴動の恐れもあったが紆余曲折の末掲載することに
「北比良の里通信」にはまだ表現の自由が存在する!)

出会った人 5名(捜索の人)
出会った鳥 ヤマガラ コガラ シジュウガラ

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