水舟の峰(鈴鹿)1067m 
滋賀県東近江市永源寺町

(その1) 2006.11.28  T&A
自宅6:30~風越林道出合駐車8:40 発8:50~登山口9:05~瀬戸峠~林道出合~神崎川(白滝谷出合)10:50
発11:30~林道出合12:45~(車上の人)~駐車地13:00

鈴鹿の最奥にある奇怪な石の塔「お金明神」を目差そうがテーマ。
滋賀県側からとTが地図とにらめっこして出した選択が近くて楽なコースこだわりの昔の瀬戸峠越で行く事に。
登山口から峠までは人も歩いているのかテープも随所に見られます。神崎川林道を横切り平行道から急激に
下がります。

瀬戸峠は標識も朽ちて 清流の神崎川

流れも速く白い大岩のある清流は秋の日差しを浴び紅葉とあいまって美しい渓谷です。
羽鳥峰の表示もありここまでは問題なく さて白滝谷出合の河原に出ると???

使用不能の滑車付きの乗り物 神崎川

古い朽ちた滑車はあるものの使用不能、前日の雨で増水していて何処から渡ろうか思案投げ首
膝上までは確実に水に入るし 濡れるのもいややし 流れも速いし こけそうやし
夏の沢歩きでは簡単に渡れそうですが・・・・・
とここで大英断を下し 今回はここで敗退決意表明。
そうと決まれば、思案することなくラーメンタイムを取ることに決定
帰る途中で山仕事の方に出会い昔のことを色々お聞きしました。
神崎川林道で休憩しているとその方が軽トラで風越林道まで乗っていきませんかと。感謝!!
こんな舗装道をショートカットできこれもお金明神様のおかげかな・・・。


(その2) 2006.12.5
自宅4:50~風越林道6:50~銚子ヶ口東峰下分岐7:45~彷徨いタイム~銚子ヶ口10:00着
 10:35発~大峠11:20着 発12:00~
銚子ヶ口12:50~駐車場所13:40
今度は川を遡上するのではなく尾根からお金明神を目指すことに。
佐目集落から大峠への道は崩壊しているようなので銚子ヶ口を経由し
大峠から谷を下り「お金明神」を目差そうがテーマです。
時間がかかりそうなので早朝に自宅を出発して風越林道のトロッコ始点の所に駐車。
トロッコレール(モノレール)のある尾根に取り付き急登の連続ですが道は判りやすく、軍手をはめて
いると片手はレールにつかまりながらなので安心です。  

これは下りの映像です。 大きなアシビの木と初雪

足元は前日に降った雪がチラホラ残っていて今季初の冬山です。
レール終点頃になるとおだやかな道になり銚子ヶ口東峰方面と北尾根登山道の分岐に出ます。
ここで東峰に行かず造林公社の山腹を巻く二次林の平行道を行く事に。
ここから魔の山行の始まり始まり~~
雪道はサクサクと気持ちの良い音がし枯葉と新雪の二次林は冬効果で心も弾みます。
アレこれ縦走路になんか早く出たけど・・・・・
植林の尾根が急になくなり地図を出すが、後ろでチェンソーの音が・・・
元に戻り急斜面をのぼると山の形が何か変? 時間的に大峠に着くはずなのに?
なおも行くとチェンソーの音が前から 集落が見える? 変???
二次林のところで小休止(疲れたー
見晴らしの良い尾根で地図を出す 見たことのある風景 少し下がるとレールが ウン・・・ ムムム。
分岐の所に「銚子ヶ口登山道」発見。 急斜面を登り切ると 何と 何と 銚子ヶ口東峰???
やっとここで二人とも「リングワンデリング」をしていた事が判り ショックのあまり しばし放心状態に
とりあえず おにぎりとパンを食べ 平常心に戻るのに30分休憩を取る。
時間もあるので気を取り直し再度大峠を目差すことにして、今度は判り易い尾根縦走路を忠実に行き簡単に
大峠に到着です。ここでラーメンタイム
これで6年前の杉峠から大峠 今回の銚子ヶ口から大峠とつながり 結果オーライでした。  

大峠  左 タイジョウ 右 綿向山 明るい水舟の峰山頂

(水舟の峰)は行きは巻き道を経由しましたがこれが崩壊寸前のひどい道で帰りは山頂経由で戻りました。
縦走路から大峠を下る谷や複数の谷及び尾根の地形がよく見え、机の上で見る地図と目の前に広がっている
景色は今後の参考になります。

(迷い道クネクネ♪♪~)目的地にすんなり辿り着けない鈴鹿の山遊びにはまってます。
Tが計画した山行は必ずと言っていいほど尾根筋を間違えてひどい事になります。
今回もお金の塔へのコースは「完璧や まかせなさい!」といって胸をたたき、それに机の上には「道迷い遭難を防ぐ
最新読図術」まで置いてあり、熱心に読んでいた様子だったのですっかり信用してしまいました。
地図も磁石もしっかり持っての山歩きでしたがこの年になって初体験をするとはリングワンデリング!!
それもこんな霧も無く、見晴らしの良い時に 山の恐さ思い知りそしてTを信用する恐さも思い知りました。
私はTの方向音痴ぽっい事は承知のはずでしたが。
そういえばドライブでもよく道を間違ってとんでもない方向に走ることがあり、何処にいるのか判らない時の感覚がた
まらないと申しておりました。
もしかして道を間違うのを目的に山に入っているのでは?と疑念が胸をよぎります
Tいわく「尾根は下る時、谷は登る時迷いやすい 本に書いてあった通りや」と感心していました。
Tについていって人生だけでなく山道までも迷うとは 人生は山あり谷ありとはよく言ったものです。

今回も「お金明神様」は遠く 私達に再度訪れるようにと言っているのでは、それとも.......。拒否されてるのか。

出会った人 0人
出会った鳥 ウソ
出会った花 キンキマメ桜(満開)

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