鳳凰三山 
地蔵岳(2764m) 観音岳(2840m) 薬師岳(2780m)
山梨県韮崎市     2006.10.15~16日      T&A   快晴

10月15日
自宅1:30~彦根IC~中央道 小渕沢IC~R20~御座石温泉7:30着  
登山開始7:40~燕頭山(つばめあたまやま)11:00~鳳凰小屋12:50
小屋発13:00~縦走路分岐13:50~観音岳~薬師岳14:00~往路分岐16:00~
16:15~鳳凰小屋着17:00
登山口1080m  燕頭山 2104m  鳳凰小屋 2360m
  地蔵岳(オベリスク)の黄葉
今年の紅葉を求めての山旅は南アルプス北部の鳳凰三山と蓼科山と欲張りました。
小屋素泊まりのTEL を入れると燕頭山尾根コースの紅葉がいいですよとアドバイス頂き決定。
未明に自宅を出発し高速はスムーズに走り諏訪SAで夜が開け、ここでおにぎりを食べ小休止しました。
R20から御座石温泉はダートな道30分の所にあり身支度を整え登山届けを済ませ出発です。
リュックは自炊と寝袋持参の14キロ位あり歩き初めは肩に重さがかかり負担になってきます。
西平の鞍部から本格的な登りになり急登につぐ急登で旭岳を過ぎ、ここからは本当にきつい登りが待っていました。
ガレ場を過ぎコメツガ林に入り熊笹の繁った広い所が燕頭山山頂です。
ここからは先程の行程がウソみたいに楽々な平行道気味の見晴らしの良い歩きになります。
前方に黄葉に彩られた地蔵岳がすっくと見え富士見石からは一服の絵葉書のような富士山が見えました。

燕頭山越しに 絵葉書みたいな富士山

ナナカマドの優しい紅葉、ダケカンバとカラマツの黄葉にと心和み一番いい季節に来たのではと嬉しくなります。
ドンドコ沢との合流地が小屋です。
この辺りの黄葉が一段と素晴らしくここまでのしんどかった気分も一瞬にして吹き飛びました。
天気も安定し時間もあるのでTはスケッチブック、私は空身になり薬師岳まで行く事にしました。
沢を渡り梯子を登ると急な登りになり霜柱が残っている登山道を50分ほどで縦走路に出ました。
此処からの景色は南アルプスから富士山、八ヶ岳と日本の山岳の中心が一望です。

甲斐駒ヶ岳(後方)と地蔵岳(オベリスク)
観音岳頂上

巨岩の積み重なった観音岳からはひときわ甲斐駒ヶ岳と地蔵岳の姿が迫力あり筆舌に尽くしがたい風景です。
更に薬師岳への南アルプス稜線漫歩は山座同定を楽しみ又、野呂川をはさんだ北岳のスケールの大きさは
素晴らしく空気が澄んでいるので近くに見えます。
中島みゆきの この空を飛ぼうなんて♪♪~人は鳥だったのかもしれないね♪♪~てな気分です。
今日は午後になっても気候は安定し風のない秋晴れのあくまでも澄み切った日和です。
薬師岳から観音岳を見る
薬師岳を踏み往複路を行き縦走路分岐でTはスケッチを楽しみ、夕暮れ迫る山道を小屋に着きました。
小屋のオーナーから今日は埼玉からの4名でこたつに入りませんかとお誘いを受け、ランプの明かりの元
和やかな雰囲気で山談義に話が弾みました。

縦走路分岐にて(パステル)


10月16日
小屋7:00~地蔵岳8:00   8:20~小屋9:00発9:25~御座石温泉登山口13:40

朝日があたっている小屋周辺は木々が燃えているようでただ言葉を失うくらいです。
パンとココアの軽い朝食を済ませ鳳凰三山のハイライト地蔵岳を目指します。
白砂と巨岩のオベリスクのある地蔵岳登りは、早朝なので心臓は活動弱しでチョッと苦しい展開です。
1時間登ると今日も快晴の素晴らしい景色が広がり青空と白砂のコントラストがいい感じ。
白砂の鞍部には沢山の地蔵様が居られ、オベリスクの最後のお地蔵様が祭ってある所まで登りました。

地蔵岳・オベリスク(後方) オベリスクにて

私のレベルではここまでが限界でお地蔵様にお辞儀をして降りました。
小屋に戻り再び重いリュックを背負い元の燕頭山コースを下りました。
こんな急な所をと改めて確認しながら降り、より慎重に何回も休憩しながら登山口に着きました。
ここは韮崎市無料駐車場です。
白州の尾白の湯に入り林望先生推薦の近くのソバ屋(ワンマイル)に入り人心地つきました。
次の目的地であるビーナスラインの蓼科山登山口まで夕闇迫る中無事に着きました。
標高1720mの所で車中泊はホント夜中は寒かった。それに真っ暗闇じゃござんせんか!!
星座はTが何度説明しても私は覚えられずこの頃は諦めているらしく、一人で星座を楽しんでいて
今夜は特に素晴らしいそうです。

オベリスクスケッチに空をぺイントで彩色) 登山者2名


出会った人  2日で25人ぐらい
出会った鳥  ミソサザイ ルリビタキ
出会った花  あまりないよな、、、何しろ登るのに必死でした。

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