火燈山(ひともし山) 803m 
福井県丸岡町     2006.9.26     T&A   晴れ

林道滝分岐8:30~山頂10:25  発11:30~林道分岐13:00~吉谷滝不動明王~林道分岐14:10

以前に丸岡町の丈競山に登った時に火燈山を知り名前が気になり一度訪れたいと思っていました。
当初、白山の予定が天気が崩れるとの予報を聞き近くの山で日帰り予定で行ける所はとの事で決定。
あまり調べもせずに行くので無理をしないように。さて・・・。どうなりますやら
登山口はR364を「たけくらべ温泉」方向に少し下がった所に登山口の標識があって林道を行くと、
山頂2,3K吉谷不動堂0.5Kの別れがありここに駐車しました。
秋の野草を楽しみながら広い林道を行くと登山口の標示とテープがあります。
山道はよく踏まれていて歩きやすく徐々に高度をあげ低い潅木になると今度は肩ぐらいある藪山に
なってきました。
まだまだ元気よく勢いもある草木を杖で払いながら進むと、空は晴れ眼下には坂井市街が見えますが、
足元は苔むした岩等があり注意を怠るとスッテンコロリとトンデモナイ事が起こりそうです。
狭い頂上は10人までの河童のハゲですが、今日は私達だけのようです。
  
富士写ヶ岳、大日山、加賀甲、丈競山、浄法寺山と山座同定が出来ウフフ・・・満足
少し早めのカップ麺のランチタイム(暖かいものが丁度よい)の時、目の前にフワフワとアサキマダラが!!
目を凝らして見るとサシバ(鷹)が上空目指して飛んでいきます、それに赤とんぼも沢山飛び交いいつの間に
か初秋の季節から里の山は秋本番に移ろい、山頂にゆっくりしていても寒くもなく暑くもない日和になりました。
下りも足を滑らさないよう気をつけながら車の所に着き、リュックを置いて杖だけで滝に行きました。
遥拝堂、不動明王堂があって9月28日に護摩焚きの行事が行われるとのこと。
辺りは草が刈られ手入れがされていました。林道終点まで歩き滝らしき所に出ましたがなんか違う。

林道終点の滝 不動滝ではありませんでした

少し林道を戻り沢に下っている道に入ると整備された細い道があり下って行くと杉の間から堤防の様な滝が
現れました。
沢を渡ると滝の横に鎖があって説明文の通り10m程の直登に近い岩場を鎖を頼りに登ってみる事に。
緊張しますがこれが大好きなんです。ハイ!!
大きなお尻でゴメンナサイ!!
わずかな足場確保の岩場登りは鎖につかまりながら登り切ると何と立派な祠がありました。
不動明王には天保六年の文字も読めますが隣のはモット古そうです。
  
日本の登山は山岳信仰が始まりとされていますがここも原点に近いものが・・・感動もんです。
元に戻り近くの山中温泉の菊の湯(総湯 ¥370)に入りお肌ツルツル美人?になりました。
古くからの温泉はお湯の量は豊富で、熱くもなくのんびりゆったり時間を過ごせ山登りの後なので気分は上々。
温泉街を散策しお土産を買い岳人から旅人になり、ミニ山旅と温泉のセットは日頃の煩わしい事や
生活を忘れ浮世離れの素敵な一日を過ごせました。
今日、山中町で熊が里に降りて捕獲されたニュースがあってビックリするやら驚くやらで鈴を鳴らしながら一段
と大きな声で話ながら歩こうと思います、根が上品なので大きい声が出せるか心配です。
これからの季節、熊にも熊蜂にも出会いたくないので山行きも考えてしまいます。
 
出会った人  0人
出会った鳥  サシバ(5羽) ハチクマ(2羽) カケス エナガ
出あった蝶  アサキマダラ 10頭
出会った花  ツリフネソウ キンミズヒキ ミズヒキソウ ミゾソバ オトコエシ ヒヨドリバナ アキノキリンソウ
         アキチョウジ ミョウガ ホツツジ タムラソウ ヤマハッカ ヨツバヒヨドリ ハナタデ
         モミジガサ オオヤマボクチ イヌショウマ シラヤマキク カニコウモリ ツルニンジン

*天保六年(1835)から8年にかけての凶作で10万人もの人が餓死したとされています

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