百里ヶ岳(931.3m)
滋賀県高島市朽木 木地山 2006.5.14 T&A 晴れ
木地山(中小屋)7:40~林道県境尾根9:05~木地山峠10:25~百里ヶ岳山頂11:45
発12:15~大岩のある林道出会い13:00~木地山(中小屋)駐車場14:10
頂上から百里四方が見渡せ奥深い山として紹介され最近は人気のある明るい山です。
今回も県境尾根歩きシリーズ続編として、昨年登った若狭駒ケ岳の反対方向を歩く事にしました。
廃屋の横に駐車して名前のわからない林道を行くと、今年の豪雪で杉の倒木が多く歩きずらいで
すが倒木をくぐったり乗り越えたりしながら薄暗い植林帯から県境尾根に取り付くと一辺して福井
県側は明るい自然林、滋賀県側は植林になります。
尾根付近は昨日の雨のせいか雲が辺りを覆いつくし視界もあまりよくはありません。
ブナの原生林になる頃はグリーンに染まった霧が立ち込め幽玄の世界に入り込んだようです。
ピーク765m辺りから陽も差しリョウブとコシアブラの芽吹き始めた明るい道になってきました。
この辺りヌタ場が随所に見られました。
尾根道は踏み跡はなく尾根を外さないよう歩きやすい所を選んで行きますが、おなじみの虎ちゃん
テープも付いています。
ピーク825mをひと登りして尾根をすこし行き指示の標識から尾根を90度曲がり急斜面を下ります。
標識が無ければ尾根をそのまま進む事になるのでここは要注意です。
木につかまりながら先程の行程からは想像もつかない過激な下りです、途中で初めて鹿の角を採
取しました。
やがて勾配が穏やかになるとお地蔵様がある福井県の根来からと木地山との交差する木地山峠です。
峠のP650mから頂上P931mまでの280mの標高差がある植林やブナの原生林を、
ひと踏ん張りで登りきると明るい山頂です。
大勢の人がくつろいで賑わっていていたので写真を撮ると私達は山頂下でランチタイム。
地図を頼りにテープが沢山つけてある尾根を下り、低いピークにあるネマガリ竹(枯れている)の所から
植林に入ると、ウン~~ テープは無くなり急な斜面の植林の中道らしい様子は皆無。
地図をにらみ見当をつけ斜面を立ち木につかまりながらズルズルと降りて行くと沢らしき所に岩があり
残雪の沢の横をずり落ちながら行くと大岩がありました。
以前に知人が言っていた大岩の辺で間違いやすいし、岩にシャクナゲが咲いているヨ。ホント!!
その通りの景色が目の前にあって間違いない!!と確信。
嬉しい~~長年思っていた記憶が蘇ってきました。
残雪の沢を避けて林道に下り余裕の気分で後は鼻歌まじりで車の所まで歩きました。
逆に登る時は大岩のある沢を忠実に登り後は適当に尾根に登ると良いのでは。
クマの檻があると聞いてましたが今日はありませんでした。
木地山峠から若狭駒ヶ岳までの県境尾根は素晴らしいブナの林でメボソムシクイ(夏は
亜高山帯に生息する)やのどかな声のカッコウ等沢山の野鳥の歌を聞くことが出来ました。
出会った人 頂上で20人ぐらい 後は0人
出会った花 イチリンソウ ニリンソウ ヤマルリソウ キケマン タチツボスミレ ユキザサ エンレイソウ
ツクバネソウ シャクナゲ
出会った鳥 ウグイス ミソサザイ キセキレイ ツツドリ キビタキ キジバト カワガラス クロツグミ
メボソムシクイ シジュウガラ カッコウ エナガ ジュウイチ
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