大谷山(814m) 
高島市マキノ町  2006.4.26  曇り  T&A

マキノピックランド7:20~石庭登山口7:45~大谷山頂上10:25~寒風11:10~
縦走路 ランチタイム11:30~発11:50~粟柄越え12:45~サラサ温泉14:00~駐車場14:40

カタクリの里として知られている石庭の集落から尾根を登ろうと2万5千分の地図を持参して出発です。
お寺の横から取り付くらしいとの情報だけをたよりに集落を歩いていると何と真新しい標識が3箇所も
あって、簡単に登山口が判り拍子抜けしました。
植林の中を行きますがカタクリの葉が見え出し、明るい雑木林になる頃は芽吹きにはあと少しですが
山桜も咲き春山らしくなってきました。
道は上手に付けてあって古道らしく切り通しになり、日本海側との交流に昔はよく利用されたのでは。
  
H650m位から雪道になりTはスパイク付きの長靴ですが私はここで軽アイゼンを付けました。
雪は硬く締まっていて歩くには快適ですが残雪はこんな標高の低い所なのに、驚く程あって場所に
よっては1m以上はゆうにあります。
749mのピークを巻いて一旦谷に下りますが谷が入り込みその上倒木と残雪の為登山ルートがわか
らなくなり、どの尾根に取り付くのか地図とにらめっこしていると、標識を発見  。
後は迷うことなく県境尾根を目指しますが私はアイゼンを付けていたので疲れることもなくまだまだ
残雪が多い山を楽しむことが出来ました。
  
     伊吹山と鈴鹿(霊仙山)                                 これから行く県境尾根
稜線尾根は低い笹原で360度の見晴らしは遮るものがない大パノラマでここから雪はなくなりました。
今日は曇りながら福井県美浜の山並みの向こうには日本海も見え右には湖北方面の琵琶湖が、
前方には雪をたっぷり懐いた奥美濃の山並みが見え墨絵の景色が広がっています。
     
大谷山の山頂は三等三角点があり美浜町側に美浜山遊会の大きな山頂標識がありました。
笹原は風の通り道で樹木も育たない厳しい地形ですが、今日はやさしい風が吹いてます。
所々雪が残っていたりし、2,3度軽アイゼンを付けたり外したりしながら歩き、
寒風では今年の3月に登った時の感動が思い出され話が弾みました。
寒風
赤坂山への縦走路は雪の為判りにくく、適当に行くと本来の登山道に出ました。
ここからは地面が出て風避けのできる雑木林でカタクリの蕾を眺めならがランチタイムです。
赤坂山の方向は2班40人ぐらいの団体さんが歩いていくのが見えますが、私達は粟柄越え
からスキー場方面に下ることに、人気の山だけあってここで今日初めて登山者に出会いました。
こちらのコースもブナの木平くらいまで雪が残っていました。
サラサ温泉行きの看板の所から下りテニスコートや温泉施設の所に出て、後はピックランドまで歩きました。
今年は雪が多かったせいか山のカタクリの花は遅れそうな感じですがイワウチワ(トクワカソウ)が満開で、残雪と
花の多い素敵な山旅でした。

出会った人  県境尾根は0人  粟柄越えから6人  
出会った花  カタクリ タチツボスミレ 山桜 キンキマメ桜 バイカオウレン イワカガミ ミヤマカタバミ オオバキスミレ
         イワウチワ(トクワカソウ) ニシキマンサク ショウジョウバカマ イカリソウ シハイスミレ イワナシ
出会った鳥  オオルリ ツツドリ コゲラ アオゲラ エナガ カラス ウグイス コガラ ホオジロ 

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