三十三間山(842.3m) 
滋賀県今津町天増川    2006.4.18     T&A  くもり

今津町天増川広場8:10~林道登山口8:20~県境尾根8:50~三十三間山11:40
発12:20~天増川横駐車15:10

滋賀県側から登ろうと天増川の集落にある本所橋横の広場に駐車しました。
林道入口はチェーンがしてあってそこから7~8分の所に、登山口の標識はありませんが赤い
テープがあります。
杉木立には赤いテープが小まめに付いていて支尾根に取り付く所からはおまけに虎ロープがあり、
稜線尾根まで間違うことなく導いてくれますが、200mの標高差を一気に登る過激なコースで、
稜線尾根に着くと福井県側は植林で滋賀県側は照葉樹林になり樫の木が沢山あります。
やがて明るい雑木林が現れあまりアップダウンもなく快適な歩きになり、
芽吹き前の林ではヒヨドリやカケスの群れが渡っていくのがよく見えました。
残念ながら今は花もなく、鹿に食べられることのないトリカブトの新芽が目立つばかりです。
更に進むと松林になり2度目の休憩地点P662m位から草原の山になってきました。
もしかしたら映画の中かもしれませんがいつかどこかで見たような懐かしい風景になり、
心弾んだ明るい春山になってきました。
  
しかしガスや雪、強風の時は広い草原では非常に迷いやすい所かもしれません。
今日は黄砂で日本海方面の景色はボーとしていますが、右方向の湖北武奈ヶ嶽と三重嶽が
まだまだたっぷりと雪を抱え積雪の凄さを表して堂々としています。
昔、京都の三十三間堂を建立するのに伐採されたのはこの辺りでしょうか?
切り出した木材をどの様に京の都まで運んでいったのか?
そんな過去の出来事に思いを馳せたりしながら春の日差したっぷり浴びて進みます。
 
            (三重嶽)                               (三十三間山)
倉見方面と合流する所から頂上までひと踏ん張りですが、ここからが意外としんどかった!!
山頂の辺りは残雪が少々あり春の息吹がもうそこまで来ている様で、芽吹き直前の木々には
明日にでもはちきれそうな気が感じられます。
   
暖かくなってきたのでラーメンランチもそろそろ終り、おにぎりランチが良さそうな季節になってきました。
下りは往路を行くことに。
今回のコースはテープが小まめにつけてあり、地図を片手に歩かなくても尾根さえ外さないで
行けば高原のハイキング気分です。
(山頂直下から県境尾根)
ただし天増川から稜線尾根までの超過激な登り下りを除いてはネ!!
あまりにも陽射しが強くベタベタに塗った日焼け止めクリームも効き目なしでした。

出会った人  2人
出会った花  イカリソウ ヤブツバキ タチツボスミレ キンキマメザクラ ショウジョウバカマ
         ニシキマンサク
出会った鳥  カケス ホオジロ エナガ ヒヨドリ ウグイス アオゲラ コガラ メジロ ハイタカ〔鷹〕
であった動物 鹿(♂) シマヘビ

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