木地山から若狭駒ケ岳(780.1m) 

滋賀県高島市、福井県若狭市県境  2005.11.30    T&A

木地山(中小屋)8:25~県境尾根~駒ケ岳10:25~駒ノ越~P418 二股沢出会い11:40
発12:05~中小屋駐車地12:55

今日は冬型気圧配置で降水確率60%ですが気になる宿題の山を今年の内にと出かける事にしました。
昨年12月に福井県旧上中町の河内林道からハイキング道のような楽々コースを行きました。
今回は滋賀県側の25000分の1を地図を頼りに木地山の中小屋から登る事にしました。
廃屋の横の空き地に駐車。すこし小雨模様なのでザックカバーにスッパツ、雨具の上を使用し
熊避けの鈴をジャラジャラチリンと鳴らしながらの出発です。
何しろこのあたりは近くには熊の畑という地名があり、福井側には熊川宿と熊の名がつく地名がある山域です。
入り口にチェーンがあるしっかりした林道を行きます。
地図は谷に沿って道がつけてあるようですが今は広い林道になっているようです。
1時間10分位の所で県境尾根が見えたので尾根に上がると、福井県側は雑木林で
滋賀県側は植林帯とはっきりしていました。
この頃雪まじりの時雨になり今季初の雪見です。
みるみるミルク色に染まっていく幻想的な風景に出会い、突然山から冬到来を告げられて
本当は寒いはずが何故か心が徐々に満たされいくようです。
雪の歌が歌いたくなって心が弾んできます♪♪♪。
日本海側からの風を受けながらブナと雑木の尾根道を行き頂上に。

三頭三角点の頂上 駒の越への道

頂上からは何も見えないので紅茶とお菓子で小休止して下山開始です。
又々、地図とにらめっこして駒の越を探し、この辺りやな~~ありました!! 赤いテープが。
下を見るとどうも廃道のようでイッキ下りの様子ですが、赤いテープが小まめにつけてあります。
下り始めは木につかまりながらですがその内適当な木もなくなりダブルストックをフル活用です。
スキーを滑る要領で(体重は山側に)と呪文を唱えながら超激下り250m位をずり落ちる
ように下だりました。

体重を山側にかけての超激下り 落石注意 斜面途中の大きなカツラの木

P418辺りで沢が二股になり少し広い場所でランチタイムに。
少々雨が降っていますがラーメンを食べ暖かい紅茶でほっとタイムです。
この下りが今回の山行のハイライトのようです。

食事処 珍しい四角形の炭焼きの釜跡

後は沢をゆるゆると下り苔むした岩と紅葉を愛でたり、カツラの巨木と出会ったりと晩秋を楽しみながら下山にしました。
沢を何回か渡渉し丸木橋を三回渡りしばらく行くと民家が見えてきました。
麻生川に架かる小さい鉄橋へは畑の周りに獣よけのネットが張り巡らされ、人間も通れなくなっていました。
サテサテどうしょう???  右往左往してウロウロすることシバシ。
私は無理やり土手のネットに沿って歩き何とか橋を渡ることができました。
Tは長靴なので一旦川にはいり渡ることになり何とか事なきを得ました。ロスタイム10分。
時間もあったので朽木の「てんくうの湯」に入ってから自宅に。
駒ケ岳は福井県側は家族連れでも登れ、滋賀県側は静かで山慣れの人が好む対象的な面を持っているようです。


出会った人   0人
出会った鳥   ヒガラ

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