近江坂と能登郷
福井県若狭町三方 5005.11.1 T&A
能登越 695m 大日 750.9m 三十三間山 842.3m
八幡川近くのバイパス横空き地8:10~能登野林道終点9:00~能登越(峠)10:40~
能登郷~送電線鉄塔11:10~大日12:00 発12:30~能登越13:15~
三十三間山14:30~登山口16:00~バイパス~駐車した空き地16:35
滋賀県今津町酒波寺から福井県若狭町能登野までの近江坂最後のコースを歩きました。
1回目 今津町 平池から近江坂~大御影山~滝谷山~平池
2回目 福井県美浜町新庄松屋 能登又林道~大日~大御影山~能登又林道
3回目 福井県若狭町能登野~能登越~大日~天増川林道~三十三間山~能登野
若狭町倉見のバイパスの三十三間山登山口を過ぎ約2キロ弱行った所にある
八幡川に沿った能登野林道が出発点です。100m先の左側の空き地に駐車しました。
林道入り口は獣進入禁止の電柵ロープがあるので手で外し元に戻します。
植林の薄暗い林道を歩いていると道の真ん中に猪が死んでいました。
私は見るのも恐いので自分の足元ばかり見て歩きました。死んで横たわっているので
危害を加えませんが。。。近くに檻が設置されていました。
林道終点は沢が二股になっており沢を渡り直ぐの尾根が登山道(テープあり)になり、ここで初めて
能登郷の標識がありました。
しばらく進むと深く掘られた道になり切り通しの古道になってきました。
広葉樹林の尾根を行き右にトラバースになる頃は道は狭く一人が歩けるぐらいになります。
この辺りは馬も通ったのか疑問が残りますが、小さな沢を2つ渡りすぐにカヤの原の峠です。
今日の秋空は申し分なく目の前(西側)は青い日本海が広がり振り向くと(東側)これから行く
大日方面の山並は紅葉が始まっています。
能登越のカヤ原 | 細い谷を下る |
東側の谷筋を下りますが何の標示もなくわずかに虎テープ(能登郷)の文字を発見。
かすかな踏み跡もすぐになくなり細い谷を忠実に下る事30分で湿地帯になり、
天増川林道にでました。
今回はスパイク付きの長靴で安心して歩けます。
昔能登郷と言う集落があって木地師たちが住んでいた所です。
林道を少し下がり天増川に降りやすい所(又虎テープあり)から湿原の中送電線鉄塔に取り付く尾根を
探しながら歩きました。
能登郷跡 | 青空とブナの黄葉 |
昔の面影はありませんが秋の陽射しがやさしく、湿原の木々や小川がキラキラして
不思議な美しさをかもしだしてます。
この辺りかなと言いながら支尾根に取り付き送電線巡視路を目指します。
尾根筋のあるかなきかの踏み跡を行き送電線の鉄塔の所に出ました。
そこからは道もはっきりしていて明るいブナの黄葉を楽しみながらの歩きになりました。
大日の頂上は見落としそうな位置ですがここでランチタイム(恒例のラーメン定食)です。
風もなく静かな山は今が一番素敵で、豪雪地帯の山は冬の厳しさにいかに耐えていくか木々の曲がり具合で
証明されてます。
大日~能登越方面に行き峠でお天気が良いので欲張って三十三間山に行くことにしました。
途中天増川林道とクロスしますが標識が分かりにくいです。又又虎テープ発見。
急登を行くとこちらは木々は細いですがなかなか見ごたえのある登山道になってきました。
ブナの小道
眼下には若狭町の集落や田んぼが見え隠れして里山歩きになります。
左上 小浜湾の向こうは若狭富士(青葉山) 右上 三方五湖もくっきり見えます 左(両武奈揃い踏み) 中央手前は湖北武奈ヶ嶽 右奥は比良山系の武奈ヶ岳 |
久しぶりの三十三間山は最近人気があって頂上は潅木が伐採され景色がよく見えるようになっていました。
カヤの草原からは琵琶湖や三方五湖など素晴らしい景色に出会い秋空の下最高の山歩きになりました。
登山口から車道(2キロ強)を歩き35分やっと出発点の車の所に到着。
近江坂は1日で行けるとなっていますが大きなブナの木に出会い又能登郷という昔の木地師の郷など
いろいろルートを替え天増川の源流をぐるりと回って楽しめるルートです。
特に大日の辺りは見応えのあるブナの木があります。
出会った人 0人
出会った花 トリカブト マツカゼソウ
出会った鳥 カワガラス アトリ(たくさんの群れ) ヒヨドリ ホウジロ エナガ