霊仙山に思う 
米原市醒ヶ井         2005.10.12   T&A

醒ヶ井上丹生無料駐車場7:55~上丹生登山口8:25~うるしが滝~避難小屋11:30~頂上12:00
発12:30~榑ヶ畑1合目14:20~林道~醒ヶ井養鱒場15:30~駐車場15:40

霊仙山のリュウノウギクが見頃ではと出会いを求めて久しぶりの鈴鹿に行ってきました。
麓の無料駐車場に駐車して、上丹生の集落を過ぎ林道歩き30分で登山口に着きました。
立派な案内板に注意書きのあれこれ。さらに驚いたのは〔熊出没〕の新しい立看板が2つも。。。
ヘエ~鈴鹿山系でこんな看板初めてお目にかかり、ヒル&熊に遭遇しないように願いました。
最近の情報によると谷山谷が土石流でひどい事になってすっかり様子が変わっているらしい。
苔むした岩の間から伏流水が流れ豊富な水量と雰囲気のあるしっとりした谷の記憶がありましたが
見事に期待を裏切られました。
土石流による谷は荒々しいまでの剥き出した白い岩や木々の折り重なった様は想像以上に変っていました。
沢を何回か渡渉を繰り返し浮石に気をつけ、うるしが滝までは意外と時間がかかりました。
滝上部を高巻きの所は道が細く小さい滝や見所はありますが細心の注意が必要で少し緊張します。
魔洞道を登るとき水が流れる横を歩くので滑らないよう気をつけて行きます。
苔むした岩に木漏れ日が差込みこの辺りに来ると水も無くなり、静寂な雰囲気が漂い
緊張から徐々に開放されていきました。

  ミカエリソウの群落        苔むした谷

柏原道との合流からは青空が目に入り手入れの行き届いた笹道に出ると優しい風が吹き、久しぶりの
鈴鹿に心が浮き立つ思いです。
この高原の景色を求め数度訪れ最後に来てから9年の歳月が流れました。
雄大な鈴鹿の山並みや眼下の母なる琵琶湖、平野は変らない様です。
9年前にきたときは頂上辺りから広がる高原はリョウノウギクの白い花が一面に咲きお花畑になっていました
が、しかし辺りを見渡しても何処を探しても見当たりません。
花は何処へ行ったの~~
その代わりトリカブトの紫が目立ちます。
最近の山は何故かこの花ばかり咲いているように思えます。
鹿の食害かも? 
期待大だっただけに寂しい気もしますが、時の移ろいとともにこのように自然が変っていくのですね。

下りはヶ畑コースを行くことに。
お虎が池の辺りで谷を隔てた所で獣の遠吠えが聞こえます。
初めて聞く声で何だろうとこれまた気になります。
こちらのコースは歩きやすくさほど緊張間もなく秋山を楽しみながらの下りです。
登山口から養鱒場3.9kの表示から嫌な林道歩きになり途中休憩を入れながら車の所に到着。
顔は日に焼け身体はほってて今日はまだまだ暑さが勝った日和でした。

出会った人   21人
出会った花   イブキトリカブト フシグロセンノウ ミカエリソウ サラシナショウマ? アキチョウジ ジンジソウ 
          アザミ イヌタデ ヤマハッカ ツリフネソウ イヌタデ  

 

 

inserted by FC2 system